20140331

60歳はまだまだ元気で、還暦が定年退職の意が強い今、
無事に長生きできた幸せを家族みんなでお祝いするのに、
男性の平均寿命に間近い喜寿が相応しいのかも。
喜寿とは、数えで77才の長寿のお祝い。
「喜」の字が草書体で七十七と読めることに由来。
還暦が「赤」で祝うのに対して、喜寿は「紫」。

今年の喜寿は、昭和13年生まれ。
ちなみに、数えとは、生まれた時点で1才、
お正月を迎える毎に1才をたしていく。

そもそも、77歳とはどういう年齢?
日本の平均寿命男性80歳、女性86歳。
この平均寿命よりも注目されているのは健康寿命。
介護を受けたり病気で寝たきりになったりしない年齢は、
日本では男性70歳、女性73歳。平均寿命との差の約10年は、
健康上の問題で日常生活が制限されていることに。。

喜寿の祝い方は、子や孫達が集まっての会食に加え、
紫の服や花束などを贈る。
とにかく、皆が自分たちのために集まってくれる、
子や孫と離れて暮らす親はこのことが一番嬉しいよう。

先日、遠方に暮らす義妹家族が久しぶりに帰省し、
急遽ウチも駆けつけ、満77才の親のお祝いをすることに。
手分けして、個室のある和食を予約し、
二人の紫の服と花束と色紙を用意した。
こそこそと皆で色紙を書いた(^_^;)

当日、突然義父の血圧が上がり、
主賓がかける宴かと懸念したけれど、体調復活で無事参加。
孫達の小さなころの話に花が咲き、笑顔一杯の祝宴となった。

「来年生きているかわからない、
入院、ホーム入所、家で介護されているかもしれない」
と、義父がお礼の合間にいった言葉に、
77才の不安と覚悟を感じました。。