長年使っていた携帯電話の調子が悪くなり、
遅ればせながら一ヶ月ほど前に私はスマホユーザーになりました。
以前は「ケータイはメールと通話ができれば十分!」
といきがっていたのですが、いざスマホを使ってみると、
そのめくるめく世界にすっかりハマってしまい、
気がつけばこの一ヶ月間かなりデジタルな日々を過ごしています。
そしてスマホを片時も離さない若者たちの気持ちが分かり始めたのと同時に、
その便利さや快適さを生む情報量の多さに激しい疲れと虚しさを感じ
無性に何かアナログなことをしたくなってしまったのです。
そこで、とりあえず東京で暮らす友人に手紙を書くことにしました。
十年前に私が東京を離れて以来、彼女とはいつもメールのやりとりだけで
手紙を書くなんて本当に久しぶり、というか初めてかもしれない。
彼女とは学生時代にアパートの隣人だったことがきっかけで知り合いました。
田舎から上京したばかりで部屋に引きこもりがちな私を
いつも気にかけてくれて、週末になると私を強引に外に連れ出しては
表参道や代官山といった私にはハードルの高い街を案内してくれました。
孤独でホームシックに苦しんでいた私は
そんな彼女の優しさに救われたものです。
便箋と封筒は和小物が好きな彼女に合わせて手ぬぐい柄のものを買いました。
手紙には、改まって感謝の言葉でも・・・
と思ったのですがやはり照れくさくて書けません (^_^);
結局、最近の体の不調のことや年々増える白髪のことなど
たわいのない健康ネタに終始。
考えてみれば友人への感謝なんてもっと年を重ねてからすることですね。
まっ、手書きということで少しでも気持ちが伝わってくれれば嬉しいです。
返事は、できればメールでなく手紙であることを期待して。
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