IMG_0432

朝晩はぐっと冷え込むようになりました。
10月も半ばになると、夏が去りゆく寂しさはすっかり消え、
完全に「秋」を満喫したいモードになっています。

私の人生はもうとっくに後半戦を迎えているのですが、
季節に敏感でありたいという気持ちが年々強まり、
自然の変化を見つけに外に出て行くことが
どんどん増えているような気がします。
すでに残りの人生を惜しんでいるのか..。

以前は「どの季節が好き?」と訊かれたら
その時の気分で春とか秋とか答えていたけれど、
いまは迷いなく「どの季節もぜんぶ好き」と答えます。
私はとにかく日本の四季がとても好きです。

で、先日久しぶりに奈良に行きました。
いつでもどこでも観光客で賑わう京都に比べ、
奈良はのんびりしていてゆったりと時間が流れています。
適度な数の観光客にも心にゆとりが感じられて、
気分よく散歩ができました。

そんな中、お寺の脇にある楓はほんのりと色づき
秋本番を迎える準備をしているようでした。
この、まるですももキャンディのような色合いが
とても可愛らしい、というか美味しそう。

IMG_0479

もうひとつの秋、海辺で拾った松ぼっくり。
以前から「ぼっくり」って何だろう?と思っていたのですが、
正式には「松陰嚢(まつふぐり)」というらしく、
それが転じて「松ぼくり」→「松ぼっくり」となったようです。
すなわち、形が睾丸に似ているということ。
何だか松ぼっくりに抱く印象が変わってしまいそう(^^);

そう言えば、春に野に咲く「いぬのふぐり」を思い出しました。
小さくて可愛らしい青い花からは想像もできませんが、
こちらも実の形が犬のそれに似ていることが由来だそうです。
昔の人の想像力は豊かなのか、そうでもないのか、
よくわかりません..。

コメントは>>こちらへ