八百万の神様が出雲大社へ会議にお出かけの
神無月も終わり、明日は神様たちがお戻り。
そんな想いに、雄大な紅葉の映像が横切りました。
台風ニュースの次に、たまたま流れた番組は
「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」への秋の旅。
2000メートル級の山々が連なる北海道・大雪山国立公園。キタキツネにエゾシマリス、ヒグマまで、野生生物が暮らすこの森は、アイヌ語で「カムイミンタラ」神々の遊ぶ庭とも称されます。夏が過ぎると、山頂から一斉に黄色や赤に染まり、日本一早い紅葉が訪れる登山者を楽しませます。野生生物の領域が広がる雄大な大雪山系。山への畏敬の念をいだきながらも、季節移ろう山の魅力を存分に楽しむ・・
神々の遊ぶ庭は、そこで春夏秋冬を過ごした
5人家族の記録を読んで、いつか行ってみたい場所でした。
あでやかな紅葉もよいけれど、夏の清大な景色も素敵。
北海道を愛する夫の希望で、福井からトムラウシに移り住んだ宮下家五人。TSUTAYAまで60キロ、最寄りのスーパーまで37キロ。「誰が晩のおかずの買い物をするのかしら」。小中学生あわせて15名の学校には、元気満々曲者ぞろいの先生たち。ジャージで通学、テストも宿題もないけれど、毎日が冒険、行事は盛り沢山。大人も子供も本気の本気、思いきり楽しむ山での暮らし。大自然に抱かれた宮下家一年間の記録・・
大雪山には初冠雪が降り、もう冬が訪れました。
神々の遊ぶ庭からはじまった紅葉はだんだん南へ降りていきます。
彩り鮮やかな秋を堪能できますように。