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4月18日はレコード・ストア・デイでした。
これは、レコード店とアーティストが協力し
「レコードショップに出向いてレコードを手にする面白さや
音楽の楽しさを共有しよう」というイベントで、
つまりは、ネット配信や大型ショップにおされて消えつつある
町の小さなレコード店を救うため、そのような店に足を運んで
レコードを買いましょう!という運動です。
数年前にアメリカで始まり、日本では今年で4回目。
毎年4月の第3土曜日に開催されていています。
RECORD STORE DAY

ここでいうレコードとはアナログレコードのことです。
私は知らなかったのですが、アメリカやイギリスには
CDショップはほとんどなく、通常レコード店といえば
アナログレコードを扱っている店を指すようです。
日本のCDショップは世界的に見ればとても珍しい存在とのこと。

いずれにせよ、上京したての若き日に足しげく
アナログレコード店巡りをしていた私としては
この運動には喜んで参加させてもらいます。
悩める高校生時代、よく話を聞いてくれた地元のレコード店の
店長の顔が浮かぶけど、もちろんその店も今はもうありません。
小さなレコード店は音楽ファンとっては大切なこだわりの場所です。
ネット配信がエコであることは分かっていても、
音楽はアナログ盤、もしくはCD(笑)、これだけは譲れない。
形あるものを手で感じるために、
レコード店には頑張ってほしいのです。

アナログ盤といえば、
私が生まれて初めて手に入れたレコードは7歳の頃に母にねだって
買ってもらったルネ・シマールの「ミドリ色の屋根」です。
日本の音楽番組やCMにも出演していた
10歳のカナダ人の男の子でおかっぱ頭、片言の日本語で切々と歌う姿に
同世代の私は完全にノックアウトでした。
ママへのへの愛を叫ぶ健気な歌詞と美しいメロディーは感動的で、
涙しながら何度もリピートしたのを思い出します。

で、今日何十年ぶりかにその曲を聴いてみました。
不覚にも…涙が出てしまいました(汗)。
琴線に触れる旋律っていくつになっても変わらないようです。