私が住んでいる地域の子どもたちには夏休みの恒例行事があります。
それは毎年7月の下旬に催される「修養会」といって、
近所にある誓願寺というお寺に2泊する合宿のようなもの。
今年で45回目、なかなか歴史のあるイベントです。
小学生なら誰でも参加できて息子は2回目の参加。
毎年50人ほどがお寺の本堂に泊まり
お経や座禅、ラジオ体操や夏休みの宿題に励み、
そしてキャンプファイヤーや わらぞうり作りなどを楽しみます。
この行事を手伝ってくれるのは近隣に住むボランティアの方々で、
夕食のカレーを作ってくれたり わらぞうり作りの指導をしてくれます。
そして何といってもこの修養会に欠かせないのは
以前小学生のときにこの行事に参加していた中学生たちで、
プログラムの作成や進行をはじめ子供たちの世話を細やかにこなします。
聞けば、エアコンもない熱帯夜の本堂で子どもたちが就寝する際、
みなが寝付くまで団扇で仰いでくれるそうです。
我が息子も中学生になったら彼らのように
子どもたちをお世話する立場でまた参加してほしいものです。
したたる汗も虫刺されもいやだけど、
大勢で火を囲み、
よく冷えたスイカを食べ、
お年寄りと一緒にわらぞうりを作る。
子どもたちにはこの上ない夏休みの思い出になることでしょう。