実家のある静岡から名古屋に帰ってきました。
毎年お盆の時期には帰省してダラダラと過ごすのが恒例なのですが、
今年は私にとって特別なイベントがありました。
それは卒業以来35年ぶりに催された中学校の同窓会。
中学の同級生といっても田舎の小さな公立中学なので
生徒のほとんどは小学校、
いや保育園からずっと共に育った幼なじみです。
そんな幼なじみの中で私が常に連絡を取り合っているのはほんの数人。
だから今回は一体どんな顔ぶれになるのか、
期待と不安で何日も前からドキドキが止まりませんでした。
そして迎えた当日、とてもとても久しぶりに会った35人の旧友たちは、
いやあぁ~~、すごく変わったけど、ぜんぜん変わっていない(!?)
スポーツ万能でモテ男だったタケシ君は横幅が3倍になり、
小柄でいじられキャラだったヒロカズ君は見上げるほどの長身に。
男性陣はさすがに50歳にもなると体のアウトラインに変化が…
でも顔をよく見れば子どもの時のまんま、可愛いものです。
一方、女性陣には外見に大きな変化は見られずなぜか一安心。
(私もメイクのチカラで一応「変化なし」と判定される)
中でも私が一番会いたかった親友のヨシ子ちゃんは
まるでタイムスリップをしたかと錯覚するくらいに変化がなくて驚愕!
細く小柄で、色白の肌にはシワもなく、
ひらひらと舞う蝶々のような立ち振る舞いも健在、
仏さまのように優しくて楽しくて、
すべてあの頃のまんまで涙が出るほど嬉しかった。
私たちは35年を取り戻すようにずっと腕を組んでいました(笑)
そんなヨシ子ちゃんは小さな体で4人の子どもを育て上げ、
今は介護士として頑張っています。
その他にも、昆虫が大好きだったトシフミ君は
その後ダニ博士となり今では環境保全の専門家に。
昔から食通だったカオリちゃんはソムリエになって各地を奔走し、
もやしっ子でいつも青白い顔をしていたヒロマサ君は
トラック運転手を何十年も続けて真っ黒に日焼けをし
見違えるように逞しく。
そしてモデルのように美しい容姿だったテルヒコ君は
今のところ独身を謳歌しているが
ここから先は一人で生きていく自信がないと弱音を吐いていた。
夢が叶った人や挫折して不安を抱えている人、
一人ひとり様々な人生を歩んで今を迎えているけれど
50歳の節目に皆に会おう、と行動してくれたことがすごく嬉しい。
実はこの同窓会は数年前に病気で亡くなった
二人の同級生ヨウ子ちゃんとトモシ君の弔いも兼ねています。
弔いと同時に、旧友たちが元気でいることを確認しておきたいと
誰もが強く思ったようです。
次の同窓会は5年後に設定し、
それまで健康に注意して誰一人欠けることなく
また集まろうと皆で約束しました。
大切な仲間にこれから何度も会えるように、
私はぜったい長生きするぞぉー!