20160822

ここ10年、緊縮財政で図書館の予算も削減され、
私が通う図書館でも、雑誌がだいぶ減りました。
その限られた雑誌なのに、ここ1年間で、
盗難や切り抜きがだいぶ増えました。
欠号のお知らせを目にする度に悲しくなります。

日本書籍出版協会から文部科学大臣への
「図書館資料購入費、図書館整備充実に関わる経費について(要望)」によれば、

公共図書館の資料購入費総額は、予算ベースで、平成 12 年度(2000 年度)の約 346 億円から、平成 26 年度(2014 年度)には約 285 億円と 18%も減少しています。この間に公共図書館の数は 2,639 館から 3,246 館へ 607 館増加しているので、1 館当たりの平均額では 1,311 万円から 878 万円に、実に 33%も減少していることになります。

「本との出会い」を提供している図書館の予算を削りより、
差し障りのない項目は他にある気がします(^_^;)
 
 
さて、雑誌の盗難。
この図書館では、ゲートが設置されていて、
貸出手続前の書籍は音が鳴ります。
でも、すり抜ける方法もあるようなのです。。

盗難だけではなく、興味のあるページや
応募用紙のついたページを切り取っている雑誌をみると
言葉がありません。。

人気のある雑誌の新刊は、カウンターの中におかれ、
図書カードと引き換えに閲覧可能となってきました。
全ての書籍が申請方式の国会図書館とは異なり、
自由に手に取れるのが地元に図書館の良さだったのに・・。

図書館の予算増と、利用者のマナー向上を切に願います。