明けましておめでとうございます。
お正月に神社はじめ様々な場所で耳にする雅楽。
雅楽のなかで一番有名な「越天楽」という曲とのこと。
厳かな調べが、心の奥に響いてきます。
歴旅5で訪れた厳島神社では幸運にも舞楽に遭遇しました。

雅楽は1200年以上前から続く、日本の古典音楽です。
「越天楽」もきける宮内庁楽部のページによると、

雅楽には,日本固有の古楽に基づく神楽・倭やまと舞・東游あずまあそび・久米くめ舞・五節舞ごせちのまいなどの国風くにぶりの歌舞のほかに,外来音楽を基として作られた大陸系の楽舞すなわち中国系の唐楽と朝鮮系の高麗楽,そして,これらの合奏曲の影響で平安時代に作られた催馬楽さいばらと朗詠の歌物とがあります。演奏形式は,器楽を演奏する管絃と舞を主とする舞楽と声楽を主とする歌謡とに分かれています。使用される楽器には,日本古来の神楽笛・和琴などのほかに,外来の笙しょう・篳篥ひちりき・笛などの管楽器と,箏そう・琵琶びわなどの絃楽器と,鞨鼓かっこ・太鼓たいこ・鉦鼓しょうこ・三の鼓つづみなどの打楽器があります

 
 
さて、歴旅5は厳島神社と平和記念公園を訪ねました。
神の住む島では、幸運にも舞楽を見ることができました。
笛やしょうの調べと海に浮かぶ鳥居を後ろに舞う姿は正に幽玄。

広島ではうまく言葉にできない想いが湧き出ていました。ただ、
宮島の平清盛に「おごれる者も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」
原爆ドームに「ノーモアヒロシマ」という言葉を改めて刻みました。
 
皆さんの2018年が和やかで健やかな年となりますように。