入試シーズン真っ只中、みんなの桜が咲きますように!
この「サクラサク」は大学合格を知らせる電報で
使われていたことが有名です。
メールや携帯電話が普及していない昭和、
遠方の大学受験生向けの大学生のアルバイトでした。

はじまりは、昭和31年の早稲田大学の
「サクラサク=合格/サクラチル=不合格」。
まずはこれが他の大学にも広まり、
次第に各大学が特色のある電報を使い始めたそうです。

たとえば、目にとまった例(合格/不合格)として、

東北大学
アオバモユル(青葉燃ゆる)/ミチノクノユキフカシ(みちのくの雪深し)

お茶の水女子大
オチャカオル(お茶香る)/コノメドキマテ(木の芽時待て)

静岡大学
フジサンチョウセイフクス(富士山頂征服す)/スルガワンイマダナミタカシ(駿河湾未だ波高し)

奈良教育大
ダイブツヨロコブ(大仏喜ぶ)/ダイブツノメニナミダ(大仏の目に泪)

高知大学
クジラガツレタ(鯨が釣れた)/リョウマノメニナミダ(龍馬の目に泪)

鹿児島大
ホクシンカガヤク(北辰輝く)/サクラジマフハツ(桜島不発)

ちなみに、東大は「合格」、東京商船大「チンボツ」だったとか。
大学のカラーが出ているような気がします(笑)

HP上で合格者の受検番号が発表されるのはとっても便利ですが、
掲示板で自分の番号を見つけたり、電報を受け取る喜びの大きさには
及ばないかもしれません。