20150525

茂木氏の著作「脳は天才だ!」の最初に出てくる
上田泰己氏との対談「体内時計にみるシステム生物学」で
特定の生理現象や疾病が起こりやすい時間が決まっている、
つまり、体内時計が人間を司っていることに驚きました。
体内時計を味方に付けると百人力かもしれません。

体内時計は
睡眠・体温・血圧・ホルモンの分泌を操作するので、
病気になりやすい「魔の時間」が存在すると言うのです。
例えば、朝9時頃は心筋梗塞と脳梗塞がおこりやすい、
21時からはヒスタミン・抗原の感受性が最大となり
かゆみが増すなど。

ただ、このことを知っていれば対策がとれます。

朝の心筋梗塞と脳梗塞に対しては
朝コップ1杯の水を飲んで、血液をサラサラに
流してあげると予防効果が高まる。
21時からのかゆみに対しては、
この時間にあわせて保湿剤やかゆみ止めを塗る。

遺伝や体質的に心配な疾病・症状の魔の時間には、
無理をしないなど気を付けると健康管理につながります。

病気対策だけでなく、もっと攻めの対応もあります。
22時~2時までは成長ホルモンが出るゴールデンタイムは
睡眠が効果的とは、わりとよく知られています。
育ち盛りだけでなく、修復が必要な成人にも金時間。
このほか、15時頃は1日のうちで最もアドレナリンが
出ているので痛みに鈍感になると言われていて、
歯の治療などはこの時間帯が最適かもしれません。

アドレナリンが出ている、おやつの時間は、
最もポジティブに物事を考えられる時間かもしれません。
15時に決断し続けると、人生変わるかも(笑)