先日、何十年ぶりかの上野動物園に行ってきました。
動物は好きなので、動物園、水族館は好きなレジャースポットです。
大好きなゴリラは毎週でも見に行きたいくらい。
その他シロクマの迫力やハダカデバネズミの気味悪さ(ずっと見てるとかわいく思えてくるから不思議)を堪能しました。
しかし、今回心に残ったのは・・・
動物たちがかわいそうという思い。
動物たちの目線で感情移入してしまう瞬間が多くありました。
都会のど真ん中に動物園があるおかげで、世界の珍獣にいともたやすく会いに行けるこの環境。私たちは楽しく勉強したり癒されたりできるわけですが、肋骨の浮き出たトラは同じ場所をうろうろと歩き回り、ライオンは掠れた声で鳴き続けるという、ストレスたっぷりの姿は私には悲しいものでした。
昔ある大学の先生が「動物園や水族館に行くことは、動物を虐待することと同義」と言っていたことを思い出します。当時はたいして心に響かなかったけど、今は犬を飼い始めたせいでしょうか、すごく響きますね。いや、もう殆ど罪悪感に近い。
かといって、ゴリラ見たいし子供も連れて行きたい。
動物園には存在していて欲しいです。
ビジネスとか地域振興とかそういう観点はとりあえず無視して、もっと動物園の数をしぼった方が良いんじゃないかな?というのが今の私の考え。広大な敷地を確保できる場所のみ営業可とか、面積・地形に応じて動物の種類を限定するとか…
イルカショーを開催できる施設も絞られることになるので、話題のイルカ問題についても頭数面はクリアできるのではないかと。
なぜイルカばかり厚く保護を求められるのか?
保護されるべき動物はどこまでを指すのか?魚は?
そもそも動物園・水族館の存在意義とは?
動物愛護とは??
食肉はどうなのよ???
などなど、イルカ問題は様々な議論を巻き起こしているようですが、
ここらで一つ、大きなテーマとして動物愛護とか人間社会とのバランスとかいったことを、国として考えるべきなのかなと思います。
愛犬の散歩さえさぼりがちな、潔白ではない私が、
動物園をきっかけに人間のエゴや矛盾について考える。
動物たちの犠牲のうえに成り立つ、動物園の一つの意義。
あーー、やっぱり少し心が痛いです (>_<;)