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メダカを飼い始めてはや3年、
いま4代目となる赤ちゃんが孵化して元気に泳いでいます。

私が飼っているのは日本の小川などに生息する黒メダカで、
見た目はこの上なく地味だけどとても丈夫で親しみのある品種。
この黒メダカたちは実家から連れてきたものですが、
ペットショップでは多様な品種の中で最も安価で売られています。

そんな我が家の地味な水槽に、この夏は大きな変化がありました。
それは幹之(ミユキ)メダカという別の品種が加わったこと。

メダカを一つの水槽で何年も飼育していると
どうしても血が濃くなってしまい、
体の弱い個体が生まれたり寿命が短くなってしまいます。
そこで新しく黒メダカを追加するという選択肢もあったのですが、
飼っている知り合いもなく店で買うのもちょっと違う感じがして、
幹之メダカを飼っている近所の6年生、
メダカ仲間のるなちゃんに頼んで
この夏生まれた赤ちゃんを数匹いただくことにしたのです。

お願いすると早速るなちゃんはアイスのカップに
孵化したての赤ちゃんを5匹持ってきてくれて
それぞれの個体の光り具合について丁寧に説明してくれました。
幹之メダカとは、地味な黒メダカとは違い
全身がキラキラと青白く光るとても美しい品種です。
その姿は赤ちゃんの時から気品があり水槽の中でひと際目立っています。
まさにブランドメダカという感じ。

とは言え、調べるともともとは黒メダカの突然変異らしいので
この2種を掛け合わせるとほとんどは黒メダカが生まれ、
その翌年は光る個体が数匹は現れるかもしれないとのこと。
久しぶりにメンデルの法則やらなんやらを読んで頭が混乱しましたが
遺伝のしくみは奥が深くて面白い。
まっ、自然の成り行きに任せて
生まれくる命の姿に思いを馳せたいと思います。