子どもの頃うちにあったクリスマスツリーは、高さ30㎝ほどのおもちゃでした。デコレーションはぐるぐる巻きつけられた黒いコードの電飾のみ。雑に仕舞われていたせいで曲がっていて、真っすぐに直立しませんでした。幼心に、なんかかわいくない…という記憶があります。
大人になってからは、狭い部屋にツリーを置くことが現実的と思えず、そもそもクリスマスというイベントを家庭で楽しむという発想が皆無。一度、海外でクリスタル製の手の平サイズの美しいツリーを見かけ、100ドルだと思って買おうとしたら、800ドルで断念(100ドルのは親指サイズだった)。
そんな私も親になり、娘に楽しんで欲しいという思いで、ツリーを買って参りました。
シックで落ち着いた色調のヨーロピアンな感じ?をイメージしていた私をよそに、2歳児はシックとはかけ離れたビカビカの赤い飾りをつかみ離しません。「これにする!これにする!」と繰り返す様子に、「これは子どものためのイベントなのだ」と自分に言い聞かせました。
家に帰ってツリーを組み立て、飾りつけをしてみて思ったのは、「楽しい!」ということです。
出来上がりにセンスの無さが露出してしまうのではないかと少し怯えていたのですが、それなりの飾りがセットになって売っているし、まあまあの見栄えになったのではないかと。
ちょっとパンチが足りないので、今度は違う店で(もっと大人っぽい店で)、自分が飾りたいオーナメントをゲットしよう!とやる気がわいてきました。ケーキだけじゃない楽しみ方を、遅まきながら知った2016年。
肝心の子どもは、飾りつけで手伝えることがあまり無かったために早々に興味を失い、大人だけの作業となりました。クリスマスプレゼントの渡し方(サンタ問題)については、まだ方針が定まりません (´`)=