4月18日は「よい歯の日」です。80歳になっても20本以上の歯を保ちましょう、という「8020運動」推進の一環として11月8日の「いい歯の日」とともに1993年に日本歯科医師会によって定められました。子供の頃から歯の治療で幾度となく苦しんできた私にとって歯の健康は切実なテーマです。

先日、息子の通う小学校で催された歯科医による講演会に参加しました。その中で特に印象に残った題目が「食後はすぐに歯磨きをするべきか否か」です。これは事前のアンケートで私がした質問だったのですが、数年前に観たテレビ番組で「食後すぐに歯を磨くと歯の表面が削れてしまうので30分以上経過してから歯を磨くようにしましょう」と報じていて、その後もいくつかのメディアで同じ内容を見聞きしました。昔から「食べたらすぐに磨きなさい!」というのが当たり前だったのでそれを覆すようなこの内容は衝撃で、これは本当なのかずっと気になっていたんです。

結論から言うと、以前から言われている通り食後はすぐに磨くのが正しいそうです。その理由は日本小児歯科学会のサイトに詳しく載っています。
⇒食後の歯みがきについて
その歯科医によると、この一件が報じられたことにより歯科の現場では混乱が生じていてとても迷惑しているとのことでした。

ネットの情報は真偽のほどを十分に注意しながら見る癖がついているけれどテレビはつい鵜呑みにしてしまいがちです。特に膨大な健康ネタには振り回されてしまうことが多いので気を付けねばいけませんね。

ともあれ、今日はよい歯の日。おばあさんになっても自分の歯で楽しく食事ができるように虫歯と歯周病の予防には真剣に取り組んでいきたいと思います。