「再・修学旅行&歴史旅」四つ目は、
千葉県佐倉城趾の一角にある国立歴史民俗博物館。
ひょんなことで知り、初めて佐倉駅に降りました。
庶民の暮らしにも焦点をあてた企画・構成は、
流石「国立」と感心する大掛かりな展示でした。
まずは、駅から武家屋敷へ。
今でいう部長・課長・係長の家が3軒並んでいて、
間取だけでなく造作もちがい、佐倉藩士に思いをはせました。
そして、藩士のごとく城を目指し佐倉城址公園へ。
残念ながら城はなく、天守閣跡、空堀など城の遺構。
三逕亭の日曜祝日に設けられるお茶席で、
表千家のお手前で、美味な和菓子と薄茶をいただきました。
同じ公園内の国立歴史民俗博物館。
「歴博」の愛称で親しまれている国立歴史民俗博物館は、昭和58年3月に開館しました。本館は日本の歴史と文化について総合的に研究・展示する歴史民俗博物館で、千葉県佐倉市 にある佐倉城址の一角、約13万平方メートルの敷地に延べ床面積約3万5千平方メートルの壮大な規模を有する歴史の殿堂です。 原始・古代から現代に至るまでの歴史と日本人の民俗世界をテーマに、実物資料に加えて精密な複製品や学問的に裏付けられた復元模型などを積極的に取り入れ日本の歴史と文化についてだれもが容易に理解を深められるよう展示されています・・
第1展示室「原始・古代」から第6展示室「現代」までに
期間限定の特別展示室で構成されています。
残念ながら、評価が高い第1展示室「原始・古代」は、
リニューアル工事のため2019年春(予定)まで閉室中。
第2展示室「中世」は平安時代から安土桃山時代まで。
貴族や武士、庶民といった、様々な階層の立場からの展示は、
子どもから大人まで、興味や知識に合わせて楽しめます。
ただ、展示「室」というよりも、「フロア」という広さ。
お茶の先生に「内容が豊富だから2時間はかかるわよ」と
言われていましたが、1室だけで2時間弱も経っていました。
頭も足も疲れたので、館内のレストランで、
赤く色づいた古代米の古代古代ハヤシ820円を食べました。
その後に第3~第6展示室を流して歩きましたが、
次は第3展示室「近世」をゆっくり見るために行くつもりです。
充実した展示なのに、入館料はたったの大人420円。
東京・佐倉の往復2千円を足しても、2500円弱。
日曜でも、上野のようには混んでいませんでした。
広場ではこどもや犬も走り回り、桜の名所でもあるそうなので
いろいろな方におすすめです。