これから本格的な夏がやってきます。
今回は夏の風物詩のひとつ、ホタルについて少し調べてみました。

NPOホタルの会によると世界にはおよそ2,000種が生息し、
日本では46種が確認されているそうです。
ホタルといえばゲンジボタルとヘイケボタルしかいないと思っていたので
これには驚きました。

生態は種によって様々なようですが、ゲンジボタルやヘイケボタルは
一生の大半(約9ヶ月間)を水中で暮らしたのちに陸に上がって成虫になり、
求愛行動を経て産卵に至ります。
発光しながら飛ぶのは求愛行動ですが、飛んでいるのは雄だけで
雌は葉の上でコールサインを送ります。
選択権は雌にあり、ゴールインできる雄は全体の1割程度とのこと。
そして雄も雌も成虫になってからは3日から6日ほどで死んでしまうそうです。

日本人はホタルが舞う風景を見ると穏やかな情緒を感じるものですが、
当のホタルたちは残された僅かな寿命の中で
必死に生存競争しているんですね。
これからは少し見方が変わるかも・・です。

発光しながら飛翔する姿を見られる時期「ホタル前線」は
4月中旬に沖縄から始まり、
約4ヶ月をかけて8月下旬に北海道に達するそうです。
ちなみに関東ではゲンジボタルが6月上旬~7月上旬、
ヘイケボタルは6月中旬~8月上旬。
なのでこれからはヘイケボタルの季節ですね。

観察会などのイベントは探してみると結構あるので
みなさんもぜひ参加してみてはいかがでしょう。
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