多くの鳥たちが子育てに励む季節です。
蛾の幼虫をくわえてせっせと飛び回るツバメやスズメの姿を
街なかでもよく見かけるようになりました。
毎年ツバメがガレージにやってくる近所の友人宅では
恒例の糞対策作業を終え、子育て観察が始まったようです。
ツバメは古くから民家など人の気配のあるところに巣を作り、
穀物は荒らさずに害虫を食べてくれるので稲作農家にとっては
とてもありがたい鳥として歓迎されてきました。
害鳥が増加した現在では、
人とうまく共存できている数少ない鳥かもしれませんね。
一方、すっかり害鳥となってしまったカラスも子育ての真っ最中です。
今の時期は卵が孵化して警戒心が強くなり、
巣のそばを人間が通るだけで攻撃をしてくることもあります。
私は今まで攻撃されたことはありませんが、
東京に住む友人はこの季節になると通勤途中にカラスに威嚇され、
近くで鳴かれたり、ひどい時には頭を蹴られたこともあるそうです。
時々テレビのニュースでもそんな姿を放映してますよね。
カラスは威嚇する際、
「カッカッカッ」と早く鳴きながら頭上を飛び回ったり
「ガーッガーッガーッ」と濁った声で鳴きながら
とまっている電線や木の枝をつつく行動をするそうです。
もしも近くでカラスが鳴いたらその場を静かに立ち去り、
危険だと感じた場所には暫く近づかないのが一番です。
カラスも子どもを守ろうと必死なので責める気にはなりません。
幼鳥が巣立つのは6月から7月です。
それまで少しだけ注意しながら温かく見守ってあげたいものです。
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