京都市左京区にある知恩寺の境内で毎月15日に開催される
「百万遍さんの手づくり市」に行ってきました。
作り手が即席の店舗を構えて作品を販売するイベントで、
26年前に誕生したときには6~7店舗だったものが
現在では450もの店舗がひしめき合う盛大な市となりました。
雑貨好きの友人からこの噂を聞いて以前から行ってみたかったのですが
ようやく実現。その友人と女ふたりの日帰り京都旅を強行しました(^o^)/
当日、気合を入れて早起きをし開場直後に到着したにも拘わらず
境内はすでに人の波ができていて熱気が伝わってきます。
そして驚いたのが店舗の多さ。450店舗とは聞いていたけれど、
閑静なお寺の境内がテントでぎっしりと埋め尽くされいる景色は圧巻でした。
売られているものは、ガラス工芸品、陶器、革製品、お菓子・・・、
中でも一番多かったのは洒落たデザインの布で作られた小物や洋服などです。
どれも京都らしく上品で素敵なものばかりでした。
3時間たっぷり歩き回って私が購入したのは、コーヒーカップ、お弁当包み、
コースター、たわしなど。珍しく失敗のないお買いものができて大満足です。
そして私が何より気持ちがよかったのは、
ひとつひとつの作品に作り手の想いが込められているのが伝わってきたこと。
どの店主も作品を客に売るときに「ありがとう」のあとに必ず付け加えます。
「このお弁当包みは結びやすさにこだわってデザインしたんですよ」
「飽きないようにリバーシブルにしてありますからね」
「このコーヒーカップは汚れが付きにくいから長く使ってやって下さい」
こんなことを言われたら、これから大事に使い続けなきゃという気になります。
このイベントが26年も愛されている理由のひとつはこれなんでしょう。
一方、作り手から手渡しでものを買うという行為は今の生活では皆無に等しい
ということに気づかされて少し寂しい気分にもなりました。
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