きれいな自転車が家の前に3日間あった。
「盗難自転車だろうから警察に電話してあげなさい」
と近所のおばあさまに言われ、緊張しながら110番。
ほどなく警官が来てくれたが、盗難届が出ていないので、
役所に連絡するように言われてしまった。
燐家の工事関係者のものだと思い込み、
全く気にしていなかった、のんきな私(^_^;)
近所のおばあさまは毎日気になっていたようで、
道で行きあって挨拶をすると、話しかけられた。
おばあさまの言うことには、
最寄り駅の交番に放置自転車を報告したけれど、
数日来ない間に無くなったことが何度かあって、
あるとき110番したらすぐに対応してくれたので、
あなたもそうなさい。
110番。
子どものころ、興味本位でかけてしまい、
びっくりしてすぐに切ったところ、折り返し電話があって、
祖母が頭を下げながら誤ってくれた前科がある。
おっかなびっくり110番すると、
丁寧な対応で「警官を向かわせます」と言われ、ほっ。
しかし、
盗難届が出ていない自転車を、警察は勝手に動かせない。
「数日様子を見てから役所に連絡してください」と帰られ、
なんだか意気消沈して家族で話したところに
警察から電話で、盗難届が出たので引取りに行きます、と。
やっぱり誰かが盗んで、ウチの前に乗り捨てたのだ。
けしからん!
とにもかくにも、自転車は持ち主にかえり、
ウチの前の放置自転車もなくなった。よかった、よかった!
翌朝、ウチの自転車の籠に最中があった。
おばあさまからのお礼だという(ご褒美?)。
私の方こそ教えていただいたのに。。
でも、遠慮なくご馳走になるととても美味だった。