シルバーウィーク2日目、京都駅近くの梅小路公園。
爽やかな秋空の下で開催された京都音楽博覧会に
行ってきました。
これは私が毎年楽しみにしている音楽フェスで、
規模は大きい方ではないけれど日本の音楽のほかにも
世界各地の普段あまり耳にする機会のない、
日本ではほとんど無名のミュージシャンの音楽を
生で聴くことができます。
特に英語圏以外の音楽は新鮮でまさに博覧会、
ジャンルも色々でいつもワクワクさせられます。
また、主催者の音楽愛や近隣住民への配慮、
出演者に感じる主催者への感謝や尊敬が
聴く側にダイレクトに伝わってきて
とても気持ちのよいフェスです。
そしてもうひとつ、このフェスの素晴らしい特長は
NPO法人が中心となって環境対策を徹底しているところです。
会場には全国から数多くの飲食店が出店するのですが
9年前の立ち上げ当時から全店でリサイクル食器を利用し、
数年前からはマイ食器やマイボトルの持ち込みを推奨しはじめ
今年は自宅から持参したタッパーを持ち歩いている人の姿を
多くみかけました。
ごみの分別やごみの持ち帰りにも観客たちはとても好意的です。
最近は大型フェスでも環境対策の活動を目にするようになりましたが、
ここまで徹底されているものは私の知る限りありません。
そういえば昨年、イベント終了後にタクシーに乗ったところ、
現地の運転手から胸に残る一言があったことを思い出しました。
「京都音楽博覧会は終わった後にごみが一つも落ちてないらしいですね。
誰かがごみを落としても誰かがそのごみを拾う、って有名ですよ。」
観客のそういった心意気が周囲に伝わるのは
いち音楽ファンにとってすごく嬉しいものです。