ニュース番組で、チョコレートのイベントが特集されているのを見ました。会場には有名ショコラティエが登場し、サインをしたりお客さんと写真を撮ったりしています。感動して涙が出る!などとコメントする女性客もいて、たいへん盛況な様子でした。

そのイベントはこちら。
「サロン・デュ・ショコラ2017」

今年のテーマは
「LaLaLa chocorat あなたと、ショコラと、人生と。」
ですって。

なんだか、映画のような魅惑的なコピーです。

実は、私は普通のチョコレートには、あまり興味がありません。ケーキのガトーショコラは大好きなのですが、チョコレートそのものはきつ過ぎるというか濃すぎるというか・・・。高級チョコをいただいても、内心は「捨てるのは勿体ないから頑張って食べよう」という感じ。
そしてそんな自分が、官能的な大人の味わいを理解できない、残念な味覚の持ち主なのではないかと、少々引け目を感じているのです。

映画「ショコラ」でも、人々に幸せを運ぶチョコレートが魅力的に描かれていて、当時(2000年)から、チョコレートの奥深さを知り操る女性…なんて素敵!と、憧れを抱いておりました。

先週、ローチョコレートなるものをいただく機会があり、恥ずかしながら“ローチョコレート”を初めて知りました。

ローチョコレートのローとは英語のraw=生の意味で、原材料を加熱せずに45℃以下の低温でつくられるチョコレート。カカオが加熱されない状態なので、ポリフェノール、豊富なビタミンなどの栄養が失われることなく摂取できる。また、加熱された乳製品や白砂糖を使用しないので健康への悪影響が少ないと言える・・・そうです。

カカオって、なんとなく健康に良いみたいなことが言われていますが、具体的にどう良いのかといいますと、
・カカオに含まれるポリフェノールは活性酸素を取り除くのでアンチエイジングが期待できる!
・カカオに含まれるトリプトファンは、幸福度を向上させ、リラックスへと導く!
・カカオに含まれるテオブロミンは、食欲を抑制する!

・・・すごいですね。

70代のうちの母までもがカカオ、カカオと言っているのにはワケがあるのでした。

昨日、百貨店でバレンタインチョコの催事を覗いてきました。宝石のようなチョコレート、美術品のようなパッケージ、そのデザイン性の高さからパケ買いしたくなるほどのチョコ達がいっぱい。
時間がなかったので、とりあえず目についたカカオ度の高い、甘さ抑えめの生チョコを購入。端正な見た目が好みです。

カカオの健康効果にあやかりながら、少しでもチョコの魅力を操れる大人になりたい…という願いを込めて、今年はもう一度チョコを買いに出かけたいと思います。