梅雨入りしてからほとんど雨は降らず、今日の名古屋は34℃を記録して夏本番の暑さ。なのに室内の湿度は真冬と同様でいまだに加湿器も稼働したままです。いつものジメジメがなくて人間にとっては快適かもしれないけれど、雨が大好きな植物にとっては過酷な状況になっています。

上の画像にある、庭の最も日の当たらない場所にあるアジサイ「アナベル」は元気に育っていますが、静岡の実家近くで改良された品種「ダンスパーティー」は半日蔭にあり、日が当たる時間帯には少々ぐったり。

 

そして日向に植えてしまったアジサイは
梅雨らしい天気を迎える前に既に枯れ始めてしまいました。

 

本来ならばしとしとと降る雨の中で鮮やかに咲き、
その姿を眺めながら和の季節感を味わえるのに・・・残念。

昨年の今頃はナメクジによる食害に悩まされていた植物がたくさんあったのに今のところはほとんど被害はなく、その代わりに乾燥を好むハダニがはびこっています。だからナメクジが好きな植物は元気でハダニが好きな植物は元気がない。昨年とは庭の様子がだいぶ違うようです。

そんな中、ガンガンの西日にも負けず元気に咲いているのが
手をかけて冬越しに成功した真夏の花、ニチニチソウ。

 

で、こちらは室内で育てているヤエヤマヒルギ。
ハイドロカルチャーで栽培し始めて約3週間、
ようやく芽吹いてきました。

 

このヤエヤマヒルギは春に訪れた西表島のマングローブ林を形成する植物。本来なら持ち帰るのは禁止されているのですが、宿泊したホテルの私有地にあるマングローブ林なのでOK!ということで室内で育てることを条件に種を頂きました。マングローブ林では長さ15センチほどの種はぬかるんだ土にグサッとささり、そこに根を張って大きなヒルギに育ちます。室内では一体どのような姿になっていくのか謎だらけですが、枯らさないように大事に育てていこうと思います。