ついこの間まで汗をぬぐいながら残暑に耐えていたかと思ったら、
ここ数日はグッと朝晩冷え込むようになり、いきなり秋モード突入。
この急激な気温変化に私の体は対応できずやや風邪気味です。
さて、私がほぼ毎日行く公園のイチョウにはいま銀杏が実っています。
毎日少しずつぽとぽとと落ち、それをすぐに散歩中の人たちが拾っていきます。
銀杏の熟した実(外皮)はとても臭いのですが、
ここの銀杏はそうやってどんどん拾われていくので臭いを放つ間もありません。
イチョウには雄の木と雌の木があって、銀杏の実がなるのは雌の木だけ。
近くにある雄の木から飛んでくる花粉によって受粉し実がなります。
この公園のイチョウの雄と雌はかなり離れた場所にあるのですが、
調べてみると1Kmくらい離れていても実を結べるそうです。
先日、私も公園に手袋を持参して友人たちと一緒に銀杏拾いに興じました。
オレンジ色の外皮にはかぶれの原因になる酸が含まれているので手袋は必須です。
で実際に拾ってみると、やはり臭い!
そして臭いに耐えながら外皮を取り、きれいに水洗いをし、天日に干し、
乾いたら殻を包丁の背で叩いてむき、茹でながら薄皮を取り、
塩をふって食しました・・・なかなか長い道のりです。
他にも茶封筒に入れてレンジでチンするとか、殻つきのまま炒るとか、
色々な調理方法があるようですが今回は王道で試してみました。
美味しかったのでついバクバク食べてしまったのですが、
食べすぎは要注意であることを後で知ってひやりとしました。
銀杏の食べすぎはまれにビタミンB6欠乏になり
痙攣をともなう中毒を引き起こすことがあるらしいのです。
あまり欲張らず、茶碗蒸しにちょこっと入れるなどして
上品に秋の味覚を楽しんだほうがよさそうです。
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