年明け、ひょんなことから急きょ小田原でスポーツ観戦をすることになり、ついでに家族で鎌倉へ足を延ばし初詣に行ってきました。学生時代に神奈川県の藤沢市に住んでいたので特に江ノ電は懐かしく、30年前と変わらない景色にあーこれこれ!と一人で盛り上がってしまいました。
若い頃は鎌倉や湘南のミョーにこじゃれた感じが苦手だったけど、お寺や神社巡りをしながらの散歩や広い海を眺めるのは気持ちがいいです。近くに住んでいたんだから敬遠せずにもっとこの地を楽しめばよかった..。
鎌倉では大仏を見てから長谷寺に向かいました。この寺の植物は本当によく手入れをされていてすべてが美しかった。中でも目を引いたのは「三椏(みつまた)」という落葉性の低木で、今の時期は葉がなく三月ごろに咲く花(実際にはガク)のつぼみがまるで鈴のようにたくさんぶら下がってとっても可愛い。三椏の名は枝の先が鳥の足のように三又に分かれていることに由来し、その樹皮は昔から和紙の原料として重宝されているようです。もし入手できたらぜひ育ててみたい!
そして鎌倉でのメインイベントは鶴岡八幡宮での初詣。といっても主たる目的は参拝後の「おみくじ引き」で、家族3人それそれが気合を入れて今年の運勢を占うくじを引きました。で、いっせーの!の掛け声で見せ合うと、なんと全員が凶。
鶴岡八幡宮は凶が多いという噂は本当だったんだ。でも3人ともが凶とは運がなさすぎる。私のおみくじには「現状に満足して慎ましく生きなさい」的なことが書いてあったけど、これは今まで通りでいいってことか。ま、大凶じゃなくてよかった。
鶴岡八幡宮では凶や大凶を引いてしまった人のために「掴み矢」というものを設置していて、まずおみくじを「凶みくじ納め箱」に入れてから3本のうちの中央にある矢を握ると凶運を強運に変えることができるらしい。もちろん私たちもその矢を握ってきました。強運の持ち主になったことを信じて今年一年がんばります。