Archives for category: 行事

20140922

昼と夜の長さがほぼ同じとなる春分の日を超え、
日に日に昼が長くなっていきます。
厳しい寒さも目処がつき、春の気分です。
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものですが、
この言葉には「人生の励まし」の意もあるそうです。

「秋はおはぎ?ぼたもち?」より

さて、仏教では、
生死の海を渡って到達する悟りの世界は「彼岸」、
私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界は「此岸(しがん)」。
彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、
太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、
彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、
先祖供養をするようになったそうです。

ということで、お彼岸は、
煩悩に惑わされている人間が最も悟りに近づく期間。
暑さ寒さだけでなく、それに伴う様々なつらさも、
彼岸のころには(=時間が経てば)
和らいで楽になるよ、という教えなのだそうです。
「冬来たりなば春遠からじ」と似ています。

週末は、義母が大量のこしあんとつぶあんのぼたもちを作る、
お手伝いをしてきました。テーブルに置き切れない
ぼたもちの海は、義母の彼岸への想いのようです。

親しい人の死も、時間が悲しみを和らげてくれます。
辛い思い出も、少しずつ忘れていきます。
自分にはどうしようもないことも、
何とかなっていくはず!?


ohinasama

娘が生まれ、私の母がだいぶ前から張り切っていたのが雛人形を買うこと。
百貨店の特設売り場を見てまわり、一目で心惹かれた親王飾り(一段の平飾り)を買ってもらいました。着物は正絹で鮮やかな茜色に萌黄。金色の屏風の前に並んでいながら、派手さよりも上品さを感じる渋い印象にまとまっています。人形のお顔も細面で優しい感じ。
狭いマンション住まいの我が家ですが、腰の高さの棚の上にちょうど収まるサイズです。

売り場では、立派な5段飾りや立ち雛、有名作家ものなどじっくり見てみましたが、それぞれ個性があって面白い! 店員のおばさまが関東はこうで関西はこうだとか、この作家さんはこんな特徴があるとか色々説明してくれて、なかなか楽しめる買い物でした。

私の子供の頃は、姉のために揃えられた5段飾りが家にありました。飾られていたのは私が5歳くらいまでだったような。どんなお雛様だったか全く覚えていないですが、三人官女や飾りのお道具で遊んだ記憶があります。

ちなみに、本来は雛人形というものは姉妹で共有するのは良くないと言われているそうです(身代わり人形という意味合いもあるため)。慣習を重んじるおうちで3姉妹なんて生まれたら大変ですね(笑)

高価な人形を買ってもらったので、日曜日に母と義理の両親を招き、ささやかにお祝いをしました。ちらし寿司と蛤の吸い物、その他いくつかのメニュー・・・殆ど母に作ってもらっちゃいました。全然御礼になってない(笑)

ガサツな私が、親となって初めて経験した初節句。
料理は適当だったし、桃の花飾り忘れたし、改善すべき箇所は多数。娘が成長して記憶に残るような年齢になるまで、私も少しづつレベルアップしながら毎年お祝いできたらいいなぁと思います。
思春期になったら「高い人形買うくらいなら、お金が欲しかった!」と言うのは間違いないと思いますので(私が反抗期の時はこういうこと言っていた)、生意気言わないかわいいいうちに私が楽しみます。


20140922

秋のお彼岸にかかせない御萩(おはぎ)。
牡丹餅(ぼたもち)との違いは何でしょう?
いろいろな説があるようですが、
秋は萩の花にちなみ「おはぎ」
とれたての小豆が使えるので皮ごと使った粒あん。
春は牡丹の花にちなみ「ぼたもち」でこしあん。

週末のスーパーのチラシには、
おはぎとぼたもちの両方の文字が躍っていました(^_^;)

身近な例では、
私の実家では、春秋問わず「ぼたもち」と呼び、
常に粒あんで作っていました。
秋はおはぎ、春はぼたもちと言いわけるものの、
必ず粒あんとこしあんの両方を作る親戚もいます。
面白いですね~。

今回のお彼岸は、粒あんとこしあんの手作りの
おはぎをいただき、両方を堪能しました。
昔は上品なこしあんが好きでしたが、
今は粒あんの方が味わい深くて好きです。
ご馳走さまでした!

さて、仏教では、
生死の海を渡って到達する悟りの世界は「彼岸」、
私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界は「此岸(しがん)」。
彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、
太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、
彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、
先祖供養をするようになったそうです。

彼岸の善行・悪行は共に過大な果報があるそうなので、
悪事を止め、善事に精進したいですね♪


20140908

今晩は少しでもお月見ができたら嬉しいです。
さて、「片見月」をご存知ですか?
私の育った地域では十五夜だけでしたが、
次に美しいとされる十三夜も観る地域では、
片方しか観ないのは縁起が悪いというそうです。

十五夜。
縁側に台をおき、近所からとってきたすすきを飾り、
祖母が作った15個のお団子を並べ、美しい月を観ながら、
「う~さぎ、うさぎ」と歌い、お団子を頬張る。
田舎で祖母は毎年用意してくれました。

いまや用意する立場の私ですが、
観れても観れなくてもお団子だけは欠かせません(^_^;)

里芋などのイモ類を供えることから、
別名「芋名月」という地域もあるそうです。

十三夜。
旧暦8月15日の十五夜の後に巡ってくるのが十三夜。
栗や枝豆を供えることから「栗名月」「豆名月」とも。

今晩観れたら、10月6日の十三夜も是非♪


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セミの鳴き声もめっきり小さくなり、
スーパーには水着などの夏グッズが叩き売り価格で並び始めました。
暑さはまだまだ厳しいけれど、お盆の頃を境に夏の終わりを感じ始めます。

お盆と言えば、我が家では初めてのお盆を迎えました。
今年の初めに家に仏壇がやってきたのですが、
なにせ私はいま住んでいる土地の風習もよく知らないし
仏壇のあしらいもわかりません。
そこで、とりあえず実家の仏壇を思い出して
動物に模したナスとキュウリを飾ることにしました。

しかし作り方もその意味もわからないので調べてみると、
このナスとキュウリは「精霊馬」と呼ばれ、
故人の霊魂がこの世とあの世を行き来するための
乗り物に見立てられているそうです。
キュウリは足の速い馬で「あの世から早く家に戻ってくるように」
ナスは歩みの遅い牛で「あの世に帰るのが少しでも遅くなるように」
との願いが込められているとのこと。
故人への思いがこんな形で表されているとはちょっと感動です..。

私も思いを込めて作ってみたのですが、
どうも間抜けな感じになってしまいました(^^);

静岡にある実家に帰省すると、仏壇には母が作ったナスの牛がありました。
さすが、私と違って完成度が高い!
葉っぱで作った可愛らしい耳と、
牛に水を飲ませる心配りに母の年季を感じます。

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0714

もうすぐ夏休み。
夏祭りに花火大会と、お楽しみが続きます。
若い夏に活躍した浴衣は長~い間箪笥の肥しでしたが、
150cmをこえた子供が着ることになりました。
今年の浴衣のトレンドは古典・レトロだそうです。

古典・レトロとは、
昔から日本にある浴衣や着物の柄のこと。
私の浴衣は紺地に和花の模様と、正に古典!

当初、お安い店で「浴衣・帯・下駄3点の5000円セット」で
よいから買ってほしいとねだられていましたが、
ふと私の浴衣をひっぱりだしてみたところ、
「レトロでいい」と気に入ったようで、私はにんまり(^^)/
お友達も、お母さんの浴衣を着ることになったそうです。

心配は2つ。

1.きちんと着付けられる?
きちんと着付けるのが今年風。
着ているうちにゆるんでくる着崩れもさることながら、
そもそも、着付けられるのかしら?
確かに何年かは毎年着ていたはずなのですが、
着方なんて忘却の彼方・・・
ネットの記事と動画にお世話になります(^_^;)

2.慣れない下駄で歩けなくなるのでは?
足が痛くて痛くて、裸足になりたくなって涙ぐんだ
記憶がよみがえります。
七五三以来「下駄・草履」に縁のない子供が
そもそも鼻緒に指がすすまない様子に不安がつのります。
毎晩少しでも慣らして、ダメなら厚底ビーチサンダルで。

箪笥の肥しの浴衣をお持ちの方、今年ならトレンドです♪


20140707

七夕なのに、天の川は見えそうにありません。。
たくさんの願い事が書かれた短冊が結ばれた笹飾りも、
星空の下で揺れたかったでしょうに。
「戦争になりませんように」という子どもの字の短冊を
週末街でみかけ、何だか切なくなりました・・・

何かが欲しい
どこかに行きたい
こうなってほしい

たくさんの夢や願いは、
あたり前の「今」の土台があってこそ。
戦争がおきたら、病気になったら、災害にあったら、
それどころではなくなる、と311でつきつけらたことを
改めて思い出しました。

今に感謝しつつ、夢をみたい。

♪星に願いをだれもがかける
いつかは幸せくると♪


20140609


薪能(たきぎのう)は、春から秋の夜間に、
神社仏閣や公園などでかがり火を焚いて行う野外能。
近所の神社で毎年行われる薪能に先月初めて行って
「幽玄」という言葉を感じることができました。
そして、次の憧れ「海をのぞむ薪能」に出会いました。

天気に左右される薪能。
日頃の行いのおかげか?、お天気に恵まれ、
演目で演じられた現世から死を、夕焼けから星空と、
闇の移り変わりとともに、美しさを堪能しました。
開放的な野外の静かな夜に燃えるかがり火と趣あふれ、
高校生の課外授業「能」に熟睡して以来の初心者にも
存分に楽しめました(^_^;)

熱海・MOA美術館薪能
このポスターに運命の出会いです。

夏の夜を幻想的に彩るかがり火と、舞台後方に広がる雄大な相模の海。そして、海上を照らす月の光…。
MOA美術館の薪能は、大自然の雄大なロケーションを生かした舞台で演じられます。

残念ながら、今年は行けません。。
来年は行こうと、既にカレンダーに書き込みました。

皆さんのお近くでも、きっと薪能が行われています。
夏のおすすめイベントです。


kitte

消費税8%開始まで残り1カ月。
この1カ月で何か買っておこうと思うもの、皆さんはありますか?
わたしは大きな買い物については、まだ心を決められずにいます。

そしてお雛祭りの今日(日付的には昨日になってしまった)、
仕事で、増税関連のミスが発覚!

4月以降『52円』になるハガキの切手部分に
“50円切手をお貼りください”と印刷してしまったのです。
切手代が上がるってニュースは耳に入ってはいたものの
その仕事に反映させないと…っていう考えはまったく浮かびませんでした。
わたしとしたことが!
色んなスタッフ誰も気付いていなかったので、
そんなに反省はしていないのですが(笑)

お年玉年賀ハガキの3等も50円・80円切手でしたから、
これから最も売れる切手は、うさぎ絵柄の2円切手になりそうですね。
こんなふうに、気付いていないけれどアップする身近なもの、
まだまだありそうな気がします。

さて、わたしが検討している大きな買い物とは、
一眼レフカメラ、高機能掃除機、電動自転車。
全部買うとなると20万円超え、
3%の違いは6000円以上ということになります。
ここは思い切って全部買ってしまいたい気持ちではありますが、
春は何かとお金がかかる。
生命保険、火災保険、ペット保険…と保険年払いの請求が押し寄せます。
趣味の習い事の支払いもあるし、GWも控えてるしなぁ。。
4月以降のセールも賑うだろうし。

こうしてエイっと決め切れずに、
せいぜいいつも使っている化粧品を買いだめするくらいで
タイムアップしてしまうのかなーなんて思うこの頃です。
皆さんは、ぜひ良い買い物をしてください!


20140224


女子の健やかな成長を祈る雛人形。
私の雛人形は、毎年飾っていましたが、
私が実家を離れると一度も飾られず傷んでしまい、
父母が家を片付ける際、処分したそうです。
福祉施設へ寄付、ビッグひな祭りへ応募、人形供養など
無事に成長した感謝をこめて、
何とかすればよかったと悔やまれます。

私のお雛様の隣には、祖母のお雛様も飾られていました。
昔は一緒に嫁入りして一生飾った方も少なくないようですが、
今は住宅はじめ家庭の諸事情で難しくなっています。

娘が独立・結婚などで離れた家でも、
父母や、娘が帰省して毎年飾っているお宅も素敵です。

ただ、親も年老いたり、娘も顔を出せなくなって、
しまったままで雛祭りが何回も過ぎてしまっているなら、
雛人形の終活を検討してみてもいいかもしれません。

1)寄付
老人介護施設、保育園などで、
喜んでもらってくださるところもあります。
近所の新設の施設など、きいてみるのはどうでしょうか?

2)ビッグひな祭りへの応募
阿波勝浦 ビッグひな祭り
家庭で飾られなくなったひな人形を全国から集めて供養(5000円~)
するとともに、約3万体のひな人形を絢爛豪華に展示

かつうらビッグひな祭り
上記「勝浦」と同じ地名が縁で、千葉県の勝浦でも開始。
こちらでも4月1日から来年度の雛人形を募集開始(5000円)

3)人形供養
全国各地に人形供養をしている寺社があります。
一部のお寺では、郵送でも受け付けています。
「雛人形のこうげつ人形HP」の一覧表は参考になります。

皆さんはお雛様を飾りましたか?