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どうしてもつけたかった設備「ブラインドシャッター」。
夏は家中の窓をあけ、できるだけ冷房を使わずに寝たいものの、
1Fの大きな掃き出し窓などを開けたままは防犯上こわい。。
この悩みを解消してくれるのだ。

ルーバーの角度を調節できるブラインドシャッターなら、
ある程度の防犯効果をたもったまま、外からの視線を遮り、
風を通すことができる!

また、窓の外側で遮熱することができるので、
窓の内側で普通のブラインドやカーテン等で遮熱するよりも、
かなり遮熱の効果が高い。よって、冷房を使う際にも有効。

唯一の弱点は、一般シャッターの数倍と高い!?
最初は全ての窓に、なんて夢描いていたものの、
結局は1Fの掃き出し窓だけとなった(^ ^;)

暑くなっていく夜に、どれだけの効果があるのか、
とっても楽しみ。

尚、各社見積の中では、
オプション品としてラインナップがあった
ハウスメーカーAが一番安かった。
規格にはまれば、ハウスメーカーは安い。
その規格が自分達に合うか、どうか。


第一次見積が出揃うと、金額がほぼ同じなことに驚いた。
ハウスメーカーは仕様が決まっているものが多く詳細見積、
自由度が高い工務店は幅がある見積ではあったが、
だいたい同じような金額になることが予想された。

その中で、実は有力候補であった2社が落選。
首都圏限定のハウスメーカーは、断熱に弱かった。
規格化を打ち出している工務店は、天井の低さが気になった。

あとの4社からどう決めるのか?

各社で異なっている点で特に気になったのは、暖房方法。
・ハウスメーカーA:一般的な床暖房(ガスor電気)
・ハウスメーカーB:工夫のある床暖房(電気)
・工務店C:OMソーラー(太陽の熱を屋根から取り込んで床から室内を暖める)+エアコン
・工務店D:床下エアコン暖房はじめ如何なる暖房にも挑戦可能

私は基礎断熱にして床下にエアコンを設置し、
暖房も冷房も床からほんわり、にはかなり興味があった。
しかしながら、施工そのものや効果に保証はなく、
運用する側のノウハウが必要なことが気にかかった。。

OMソーラーは晴天時は申し分ないけれど、
天気の悪い日や夜間は嫌いなエアコンを使う羽目になる。。

工夫のある床暖房はバランスのとれたいい方法だけれど、
オール電化にすることを前提にしていることがひっかかる。。

一般的な床暖房はランニングコストが高い。。

と、
思いあぐねている中、ヒートポンプ床暖房に傾いていった。

また、この頃、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス
(要は、今まで以上の省エネ仕様の住宅をつくり、
太陽光などで自宅で作ったエネルギー量で暮らせる家)
の助成金、最高300万円(今年度は350万)を、工務店Dに教えてもらった。
ウチはそもそも省エネ仕様ゆえメリットが大きいと言う。

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早速各社になげかけてみると、
・ハウスメーカーA:会社として取り込む予定なので、対応可能
・ハウスメーカーB:対応不可
・工務店C:詳細がわかるまで社の意向は保留
・工務店D:積極的に取り組む

こんなやりとりをする中、ウチの様々な疑問や要望に、
常に誠実に回答をしてくれようとする、
ハウスメーカーAのKさんへの好意が大きくなっていった。


第一次見積を待つ間も、各社の施工現場を見学。
工務店の建築現場見学で気になったことがある。
「長期優良住宅」の認定を受ける木の家は、
均一の構造計算が可能な集成材を使用することになる。
もちろん安全に考慮した接着剤をしようしているとはいえ、
せっかくの木の家なのに、無垢材が使えないなんて。。

アレルギー持ちの家族がいる。
新築の家のせいで体調が悪くなった、だけは避けたい。
そこで、アレルギー対策の本を読むことにした。

アレルギーの人の家造り アレルギーの人の家造り
ニオイに弱いまたは敏感な人、アレルギーがある人、軽度のCS(化学物質過敏症)患者のための建築本。住まいづくりやリフォームのノウハウ、自然素材・エコ建材の問題点と危険性などを紹介

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アレルギーの人の家造り
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・ホルムアルデヒドは、ごく一部のアレルギー源
F☆☆☆☆の集成材であれば全く安全とはいえない

・エコ建材や自然素材・天然素材の一部もアレルギー源

・自然由来の材料が人間の体に良いかどうかは全く別

・では、金属とガラスばかりの家がいいのかというと×
湿度の高い日本では、様々な工夫も必要とされる

木の香りがする家の方がカラダに良さそうだと思っていた。
実は、鉄骨と石膏ボードの家の方がアレルギー源が少ない!?
なんだか衝撃的だった。

長期優良住宅認定を諦めれば、構造に無垢材もOKだ。
ウチは何を重視するのか?問われだした。


建てどき業者の選び方にならい、
大まかな間取と条件を提示して見積を依頼した。

見積依頼先
・鉄骨系ハウスメーカー3社
・工務店3社

提出物
・プラン
・見積書
・仕様資料
・30年間メンテ概算費用
・冷暖房資料(2月と8月の一日想定温度(冷暖房なし&あり)と年間暖房費用

ポイント
パッシブデザインを取り入れた長期優良住宅。冬は日射を最大限に取入れて蓄熱。夏は日射を遮り窓を開け風で涼をとる

1 構造
・各社の標準仕様

2 断熱性
・次世代省エネ基準(III地域)Q値2.4W/㎡k以下+窓など開閉部強化。できるだけ、平成21年改正省エネルギー基準の算定用シートにおける断熱性能区分(Ⅳ地域)のQ値1.9W/㎡kを目指す

3 気密性
・次世代省エネ基準(II地域)C値2.0C㎡/㎡以下

4 換気
・3種換気。※3種換気よりもお値打ちな仕様の提案は歓迎

5 仕上げ
・外壁:各社の標準仕様
・内部仕上げ:LDKと和室は漆喰、その他は各社の標準又はお勧め仕様(月桃紙などアレルギーにやさしい素地を希望)
・床仕上げ:LDKはマツなど蓄熱量の多い無垢フローリング、その他は各社の標準仕様
・天井仕上げ:各社の標準仕様
・和室:大壁で可
・屋根:各社の標準仕様(将来的に太陽光発電搭載の可能性あり)
・断熱材:基礎断熱。各社の標準仕様

6 建具
断熱アルミ+Low-eガラス以上。東西北の窓は風を呼び込む縦すべり窓や地窓の効果的な使用を希望。断熱玄関ドア。南面の大きな窓には稼働ルーバー雨戸又はルーバー調整雨戸。引き戸の多用

7 設備
・給湯はエコジョーズ(太陽温水との併用の可能性あり)
・キッチン、風呂、洗面台、トイレはメーカー中級規格品から選択
・吹抜けにシーリングファンを設置

8 冷暖房
・暖房:ダイレクトゲイン+床下暖房または床暖房。全館がほのかに暖かく、ランニングコストとCo2排出量が少ないこと。
・冷房:風通し+時間帯によって吹抜けのエアコン1機

9 外構
・車1台、自転車3台
・狭くてもベジタブル&フルーツガーデンを家族で作っていく予定

また、間取に対する希望として、1)回遊できるなど動線のよいこと、2)家の中心はDKで6人かけのテーブル希望、3)花粉時期、雨天時のための室内干しスペース必須などをいくつかあげた。

参考に、家族ごとの現在の暮らしぶりも添えた。ちなみに、私は「平日は自転車通勤。末端冷え性、冷房苦手。読書、旅行&旅行計画が好き。起床、衣類を手に1Fへ。着替え、洗濯、PCで朝の仕事、直食準備後にジョギング、シャワー、朝食、洗濯を干し、出勤。帰宅後夕食準備、夕食、くつろぐ、風呂、2F寝室へ・・・」

見積を依頼するために、
自分達の今の暮らしと今後の暮らしを見つめることになり、
家族との考え方の違いに改めて驚くことも多々あった(^ ^;)


予算は少ないけれど、これからの人生をきちんと支えてくれる
本物の家をどうしたら建てられるのか?
鉄骨メーカーと異なり、情報が少ない、
腕のいい大工さんが腕をふるう工務店 を探す中、
1冊の本に出会った。

大工が教えるほんとうの家づくり 大工が教えるほんとうの家づくり
美しく、心地良く、丈夫で、長持ち。お金を出せばいい家が出来るわけではない。鉋薄削り日本一の大工が伝えたい本当のこと。

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大工が教えるほんとうの家づくり の「いい家と大工の見分け」
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・いい家とは、住む人が心から喜んでくれる家
  ・住む人の健康と安全を考える
  ・住む人の人間性と好みをよく理解する
  ・細部まで気を入れて良い住空間をつくる

・いい家の4つの絶対必要条件
  1)素材:天然の無垢の木、土壁、しっくい
  2)デザイン・設計:美しい家のフォルム、十分な耐震強度を持たせた設計
  3)技術:大工の腕次第で、耐震強度・耐久性・美しさはがた落ち
  4)こころ:気が入った家

・大工の腕のよしあしを見分ける方法
  ・築何年かたって屋根の破風の合わせ目に隙間があいているようなら、木の収縮をきちんと読んだ加工ができていない証拠
  ・玄関の上がり框の合わせ目の隙間がないか
  ・家の造作の端々の仕上げがぴったりと合っているか

著者の家は、気取らず、押し付けがましくなく、美しく、
何よりとっても居心地がよさそうだ。
でも、人間の洞察力、デザイン力、天然素材を活かせる腕を
あわせもつ大工は稀だろう。。

この本を片手に、よく雑誌で紹介されるわりと近所の
「木の家」を作る工務店の家を見に行った。
隙間、合わせ目、仕上げ、どれもぴたっとしていない。。
質問すると、「木は生きていますまら」と自慢気(^ ^;)
勿論、この会社はサヨウナラ。

どうすれば、よい大工との出会いを引き寄せられるだろう?


家のスペックがかたまりつつある中、
大きな課題は、ハウスメーカー、工務店、建築家などの会社選び。

親しい会社もなく、家族の思い描く会社も異なっていた。
腕のいい大工さんが腕をふるう工務店、と
技術が平均化された鉄骨系ハウスメーカー。

どのように会社を決めるか?
二人の溝をどう埋めるか?
さ迷う私達に大きな指針をくれたのは、一冊の本。
リクルート出身、東京都初の民間人校長、藤原和博氏の
2001年の本ながら、今読んでも充分に役立つ。

建てどき 建てどき
そろそろ家づくりを考えたいあなたへ、すべての住宅業界人へ。この本は「処生術」「自分プレゼン術」に続いて、人生の表現手法としての家づくりを考える本です。実際に私自身が家を建てた1年半の間に学んだ事のすべてが凝縮されています。「こんなこと書いちゃっていいの?」と早くも住宅業界騒然!!「月刊ハウジング」連載中には載せられなかった詳細データも満載。家づくりの勘所すべて実例にのっとって赤裸々にお見せします。マンションを買う前に、建売住宅を買う前に、リフォームをする前に、家を建てる前に、新たな住生活に入る前に是非ともお読みいただければ幸いです。

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建てどきの「業者選び」
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1)建築家と基本設計に時間をかける
  ・派手な作品をつくる勘違いな建築家を避け、生活の限られた空間を活かす知恵のある建築家
  ・コスト意識のある建築家
  ・なんといっても「基本設計」が片方の命綱

2)基本設計をもとに、ハウスメーカー4社と工務店4社に第一次見積
  ・各社の見積構造を把握し、照明・空調・諸経費をわけ、本体価格をつかむ
  ・実際の施工例も見学
  ・ハウスメーカーvs工務店
    a:仕事で忙しく時間のない人や引越時期がきまっている人はハウスメーカー
    b:ひとつひとつ材料を選ぶことを面倒くさいではなく楽しくできる人は工務店
  ・最後は「人間」を信頼して決める。営業マンが誠実でフットワークがいい、工務店社長の考え方がよいなど

3)絞り込んだ2社と施工例が気になった1社を加えた3社に詳細な第2次見積
  ・具体的なコストダウン方法など、経験量と知恵の深さは?
  ・空調や外観など、暮らしを快適にするための知恵はあるか?
  ・自分自身が何は譲れないか?自分自身の価値観をカタチにしてくれる会社は?

家族とともにこの本を読んで話し合った。
大まかな間取はきまっているし、
1社選ぶのも大変なのに設計と工事の2社を選ぶのはムリと、
残念ながら建築家は外し、ハウスメーカーと設計もできる工務店
の数社を選んで、見積を依頼することにした。

そうそう、「45歳を過ぎたら建ててはいけない」という著者の言葉は、
建てながらじわじわとわかってきたのだった(^ ^;)


立春のあたたかさのあとの連日の冷え込みはこたえます。
温度差が辛い、と昔祖母がよく言っていたことを思い出します(^ ^;)

さて、暖かい家で家族揃う幸せ にて
昼間の日射を蓄熱するために、1Fは無垢のパインと書きました。
加えて、リビングの南窓辺は、コンクリートの塊の上に
タイルをひいた「蓄熱床」を真似してみました。

kankankyo
観環居(かんかんきょ)は、総務省事業「スマートネットワークプロジェクト」の実証実験住宅として建設された、新しい暮らしのかたちを提案する住まい。現在は民間コンソーシアムで、低炭素社会に欠かせない環境技術の普及に向け、引き続き取り組んでいる。また、住宅の未来を示すモデルハウスとして、予約制で一般公開

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観環居の実証実験
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1)センサーとパッシブ技術を融合した室温制御への挑戦
その中の一つ「蓄熱床」
軒を出さない家族室の床を築熱床(基礎から大きなモルタルの塊を作った上にタイル)にして、冬の太陽の熱を蓄熱し、夜間の暖房負荷を小さくする。夏は、庭の落葉樹が陽射しを遮る

2)離れた家族の様子や地域の情報などが簡単に得られる、リビングTV
3)つながりを広げる玄関モニター
4)住まいに快適な仕事環境を
5)家歴システムなどの連携によって、住宅の長寿命化も実現
6)暮らしの便利情報が、キッチンで簡単に
7)太陽光発電の発電量、電気自動車の充電量、家族での消費電力量の関係をモニタリング
 
 
 
数々の最新技術の中で、最も気になった「蓄熱床」
運用の費用ゼロと手間なしに後押しされ、10万円upにて実行。
正直どのくらい効果があるかはわかりませんが、
予算の都合上ムダをそぎおとすしかなかったウチの
たった一つの「お遊び」だったかも(^ ^;)
夏のひんやり感にも期待♪


雪の寒い朝ですね。
何よりも、暖かい家がいい!

でも、ウチのお財布と、環境に負荷をかけないために、
暖房エネルギーをなるべく少なくしたい。
やみくもに断熱を増やして、どのくらい効果があるのか?
そんな迷いの中、具体的に計算した結果を示す本に出会い、
全ての窓を樹脂サッシにし、
南の窓は、Low-Eペアガラス寒冷地タイプにするとともに
夜間&夏対策として断熱ブラインドを設置。

エコ住宅Q1.0 (キューワン) -XBook (ブック) 2012年版 2012年 06月号 [雑誌]エコ住宅Q1.0-X Book
コ住宅Q1.0第4弾では新たな進化を遂げたQ1.0 住宅「Q1.0-X」について詳しく解説。今までの高断熱・高気密という性能の高さはそのまま、Q1.0 住宅の仕様に4 つのグレードを設けた「Q1.0-X」を考案。多様な気候風土を持つ日本で、よりその地域の特性を生かし自然エネルギーを取り入れた省エネルギー住宅を提案し、幅広く建設されることを目標としています。

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「エコ住宅Q1.0-X Book 2012年版」の
 暖房エネルギー削減についてのシュミレーション(東京・練馬)
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・開口部(=窓)の強化が最も効果が高い
・★重要★ 普通のペアガラス>熱損失の少ないLow-Eペアガラス。なぜならば、Low-Eは昼の太陽熱も遮ってしまうから
・Low-Eペア遮熱型にいたっては、暖房費を殆ど削減できない
・日射を取り入れながら部屋の熱を伝えにくい、Low-Eペア高透過型なら42%削減
・更に、夜間は断熱ブラインドをおろせば約半分の削減が可能

・アルミサッシ+ペアガラス 0
・樹脂サッシ+ペアガラス ▲24.0%
・樹脂サッシ+Low-Eペア ▲21.3%
・樹脂サッシ+Low-Eペア遮熱型 ▲2.3%
・樹脂サッシ+Low-Eペア高透過型 ▲41.8%
・樹脂サッシ+Low-Eペア高透過型+断熱ブラインド ▲48.3%

Low-Eペア遮熱型で建替した建築関係の方からも、
「もとの古い家の方が日中は暖かかった。
ただのペアガラスにすればよかった」と聞いたことがあった。

ということで、ウチが採用したのは、
室外アルミ&室内の複合構造サッシと、
南面の窓には、ペアマルチEA寒冷地タイプ (低放射複層ガラス)
窓辺の熱の出入りを蜂の巣構造で防ぐハニカム・サーモスクリーン

お日さまの熱は取り入れ、暖房の暖かさは逃さない。
これらの費用加算分を捻出するための
コスト削減方法は、あとでまとめて報告しますね。
そうそう、おしゃれなカーテンも一切諦めました(^ ^;)

皆さんは、どんな窓辺対策をしていますか?


今日のような雪で寒い日は、暖房が本当にありがたい!
最重要事項「暖かい家」のために、
断熱と気密の強化のもとに迷走したのが、暖房選び。
現状、温暖な関東ではエアコンが最も効率的。
日々進化するヒートポンプで更なる省エネも期待できる。

ヒートポンプとは熱(Heat)を汲み上げる(Pump)ことから名づけられている通り、温度の低いところから温度の高いところへ熱を移動させる仕組み。熱エネルギーや、これまでは利用されることなく捨てられていたエネルギーを利用することで、少ない電力で大きな効果を得る

ただ、これはあくまでも私の好みなのだけれど、
冷風ほどではないにしろ、温風があたるのが好きではない。
ということで、ウチの暖房を求めて迷走がはじまった。

1)太陽熱温水器の床暖房
太陽の熱で温水を作る方が、電気を作るよりも格段に効率がよい。
太陽で温めた温水の床暖房なんていいな~と思った。
たりない時にはガスで補助すればいい。
だが、メーカー各社に問い合わせたところ、リビングだけなど
局所的な暖房で、全館暖房は困難とのことで泣く泣くパス。。

2)OMソーラー
太陽の熱を屋根から取り込み、床から室内を暖めたり、
お湯を採ったり、換気したりする空気集熱式システム。
でも、天気の悪い時や夜間は補助暖房が必要。
一般的には、冷房を賄うエアコンを併用するいう。
暖房をエアコンですることは避けたかったので、パス。。

3)暖炉、ペレットストーブ
マキをくべる暖炉、木片をくべるペレットストーブ。
火を眺める生活にはかなり憧れがある!
でも、マキやペレットの確保手段と収納場所に加えて、
子供と将来私達が老人となったときの扱い易さ、
近所に煙臭いと苦情を言われて撤去する不安でパス。。

4)蓄熱式暖房機、蓄熱床暖房
床下に蓄熱式暖房機を設置、または基礎自体に床暖房をうめこみ、
深夜電力などで蓄熱材(レンガや基礎コンクリートスラブ)を暖め、
そこからの輻射(遠赤外線)で室内を連続的に暖める方法。
ただし、今寒いからもっと温度を高くしたい、
今暑いからもっと温度を低くしたい、という調整は難しい。
エネルギーロスが大きく感じて、パス。。

5)床下エアコン暖房
基礎断熱にして、導入費用とランニングコストが安いエアコンを
床下に24時間連続運転。難点は商品化されているわけではないので、
ユーザーが使いながらよい運用法を模索する必要があることと、
施工保障可能なハウスメーカーやビルダーが稀少なこと。
年をとってからのことも考えて、パス。。

6)パネルヒーター
パネル型などの広い面積をもった放熱器を各部屋に設置。
窓のコールドドラフト対策としても有効な上、
温水だけでなく冷水を流すことで、冷暖房対応可能。
かなり惹かれたものの、施工費用の高さと、予算の都合上で
家の面積をしぼったので、部屋の中です程度場所をとる
パネルよりも床暖房に軍配が上がりパス。。

7)ヒートポンプ温水式床暖房
エアコンでおなじみのヒートポンプを使って温水を作り、
床暖房に流す。寒冷地の全館暖房でも実績があり、
メーカー保障が可能で、ハウスメーカーやビルダーも大概OK。

8)ガス温水式床暖房
ヒートポンプ温水式よりも、初期費用が安いが、
ランニング費用は高くつく。

ということで、
1F殆どに温水式床暖房を敷き詰めた場合における、
24時間稼働させた場合の光熱費シュミレーションを
ヒートポンプ温水式床暖房とガス床暖房でだしてもらった。
初期費用の差を何年で追いつくかは、光熱費の単価により微妙。
ただ、ランニングコストが高いと、全館暖房しなくなるという
家族の懸念に加えて、ネットゼロエネルギー助成金対象で
初期費用が半額!とわかり、ヒートポンプ温水式床暖房に決定。

実際に暮らしていろいろ試した結果、今は、
トイレ・洗面も含む1F全てを18度に設定して24時間稼働。
2Fは何も暖房していないが、吹抜けを通じて全館が暖かい。
一旦切ると元の温度にあげることにパワーが必要なため、
留守中も切らない運用に落ち着きつつある。
(ヒートポンプゆえ、留守稼働も安心が嬉しい)
雪の降る寒い今晩も、薄ダウンを着れば家中快適温度。
冬も半袖で暮らしたいなんて思わないウチには合うよう(^ ^;)

皆さんは、どんな暖房を使っていますか?


メリークリスマス!
夕方には、ケーキやご馳走を買う多くの人を見かけました。
おかげさまで、私は暖かい新居で家族揃って過ごしています。
家族揃って食卓を囲める、普通?のことが何より幸せなことですね。
皆さんは、どんなクリスマスをお過ごしですか?

さて、太陽と風で、できるだけ冷暖房を使わないことを
目標にした「パッシブハウス」。具体的にどうしたらいいのか?
設計士や工務店向けにかかれた本。

省エネ・エコ住宅設計究極マニュアル
断熱・気密・通風・採光・日射遮蔽・昼光利用・日射熱利用(パッシブソーラー)・ 設備計画(換気・暖房・冷房・照明・太陽熱給湯・太陽光発電)など、

住宅を省エネルギー化する温熱環境の設計手法がイチから分かる! 「そもそも“エネルギー”とは?」といった基礎知識から、断熱や通風など設計に必要な要素技術の基本を解説。そのうえで、熱損失係数[Q値]や夏期日射取得係数[μ値]などの計算方法、設計の具体的方法を、実例を交えて紹介。低炭素時代の住宅設計に必携の1冊です!!

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「省エネ・エコ住宅設計究極マニュアル」の基本的な考え方
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・省エネ・エコ住宅は計算で裏付けられる

・パッシブデザインは、日照・通風など立地条件による

・換気・暖冷房・給湯・照明など計様々な要素のバランスが大事

・建築でなく、住まい方が大事

上記をふまえて、私が重要と思ったことは、、
・効率的な組み合わせを考える上でどんな暖房にするか?
・昼間の日射を蓄熱するために、壁・床の素材をそうするか?

無垢材の床は憧れですが、蓄熱を考えた場合、
「松=パイン」に軍配が上がります。タイルも蓄熱力が高いです。
クロスよりも塗り壁の方が高いです。
ウチは1Fは無垢のパイン、壁は一部塗壁にしました。