メリークリスマス!
夕方には、ケーキやご馳走を買う多くの人を見かけました。
おかげさまで、私は暖かい新居で家族揃って過ごしています。
家族揃って食卓を囲める、普通?のことが何より幸せなことですね。
皆さんは、どんなクリスマスをお過ごしですか?

さて、太陽と風で、できるだけ冷暖房を使わないことを
目標にした「パッシブハウス」。具体的にどうしたらいいのか?
設計士や工務店向けにかかれた本。

省エネ・エコ住宅設計究極マニュアル
断熱・気密・通風・採光・日射遮蔽・昼光利用・日射熱利用(パッシブソーラー)・ 設備計画(換気・暖房・冷房・照明・太陽熱給湯・太陽光発電)など、

住宅を省エネルギー化する温熱環境の設計手法がイチから分かる! 「そもそも“エネルギー”とは?」といった基礎知識から、断熱や通風など設計に必要な要素技術の基本を解説。そのうえで、熱損失係数[Q値]や夏期日射取得係数[μ値]などの計算方法、設計の具体的方法を、実例を交えて紹介。低炭素時代の住宅設計に必携の1冊です!!

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「省エネ・エコ住宅設計究極マニュアル」の基本的な考え方
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・省エネ・エコ住宅は計算で裏付けられる

・パッシブデザインは、日照・通風など立地条件による

・換気・暖冷房・給湯・照明など計様々な要素のバランスが大事

・建築でなく、住まい方が大事

上記をふまえて、私が重要と思ったことは、、
・効率的な組み合わせを考える上でどんな暖房にするか?
・昼間の日射を蓄熱するために、壁・床の素材をそうするか?

無垢材の床は憧れですが、蓄熱を考えた場合、
「松=パイン」に軍配が上がります。タイルも蓄熱力が高いです。
クロスよりも塗り壁の方が高いです。
ウチは1Fは無垢のパイン、壁は一部塗壁にしました。


 

今年もクリスマスがやってきました。
我が家には気分を盛り上げるような大きなクリスマスツリーはなく、
卓上の小さな小さなツリーと知人からいただいた素朴なリースで
かなり地味にクリスマスを祝っています。

先日、久しぶりに街に出掛けたらデパートにゴージャスな巨大ツリー
があって思わず興奮してしまいました。
でも最近街で見かけるツリーは自分が小さい頃に見ていたものと違って
妙にシックだったり、反対にすごくきらびやかだったり、
またデフォルメされてとてもスタイリッシュだったりと、
以前のような素朴な温かさを感じるようなツリーは少なくなったような気がします。

そして昔ながらのオーナメントである赤いリンゴやろうそく、
杖の形をしたキャンディや靴下などを思い出していたら
それらの由来が気になったのでちょっと調べてみました。
起源などは諸説あって結構ややこしいので、
私でも理解できた内容をざっくりと記しておきます。

★先端の星:キリストが誕生したときに輝いた星で「希望」を表す
★ベル:キリストの誕生を知らせる鈴で「喜び」を表す
★リンゴ:アダムとイヴが食べた知恵の木の実、または神への捧げもので「愛」を表す
★杖の形をしたキャンディ:羊飼いが迷った羊を連れ戻す際に使うので「助け合いの精神」を表す
★キャンドル:キリストの象徴で「世を照らす光」を表す

最近よくある赤くメッキされたボールはリンゴが変化したもので、
電球を用いた電飾はキャンドルの代用だそうです。
そしてそもそもクリスマスツリーの起源は北欧かドイツのようなのですが、
いずれにせよ冬にも枯れない常緑樹であるモミの木を「永遠の命」の象徴としたようです。

またひとつ勉強しました。今後はそんな先人の想いを頭の片隅において
クリスマスツリーを眺めたいと思います。
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暖房が殆ど不要なほど断熱性能が高い「パッシブハウス」はいい。
でも、一年中窓を閉めたまま、省エネなエアコンに頼る生活は
私の思い描く暮らしではない。

高断熱・高気密な家の窓を、暑い時はあけ、寒い時はしめる。
夏は風の力を借りて、冬は太陽の力を借りる。

断熱と気密の本の中で、この考えにぴったりな本に出会った。
住宅技術評論家の南氏の著書。

スラスラわかる断熱・気密のすべて スラスラわかる断熱・気密のすべて
必要なのはどの断熱工法がよくて、どれがダメなのか?ではなく、純粋に断熱・気密の理論を学ぶこと。章のはじめには三人の主婦が登場して、色々な視点からの断熱・気密に関する疑問を浮き彫りにさせ、その疑問にゆっくり解説していく。住宅断熱で必要なすべての項目をわかりやすく網羅し、しかも持論である健康で快適で省エネで日本らしい「新自然住宅」のデザインにまで導く。

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「新自然住宅」の基本的な考え方
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・必要なレベルの高断熱・高気密を

・でも、小さく少ない窓を閉めたまま、機械に空調管理を任せるような家ではない。大きい窓をあけたりしめたりしながら、人が季節を感じながら暮らす家

・また、かっちりとした個室がいくつもある家ではない。吹抜、襖、障子、縁側などで、家を一つにしたり、区切ったりする家

・冬は南の大きな窓から日射を最大に取り入れ、土間などに蓄熱させる

・夏は北の地窓から涼しい空気を取り入れ、高い窓から熱風を逃がす。夏の土間はひんやり

高性能で省エネの冷暖房よりも、
太陽と風の力で、冷暖房を使わないにこしたことはない。
太陽と風はCo2も出さないし、なんといっても無料(笑)
ウチも、自然の力を借りる「日本らしい高断熱住宅」!


外の空気の冷たいこと!
あっという間に冬がやって来ました。
昨日の日曜日は家にいたので、1日中床暖房を入れていました。
ガス代が気になりつつも、寒くて縮こまっていると肩はこるし、
腰が重くなって何も手につかないので、私的には床暖房サマサマ。

本当は床暖房は入れずに、最低限のストーブで過ごすのが理想なので
ソファの上でくるまることができる、ふかふかのブランケットを買いました。

あとは、布製で内側がフリース素材になってるような
ルームシューズを買うと私の冬仕度は完了なのですが、
今年はまだ気に入った柄が見つからず、購入には至っていません。
分厚い靴下でしのいでいますが、急いで探さないとな~

充電式の湯たんぽも気になっていますが、今年は従来のお湯タイプで過ごし、
来年、口コミを見て充電式を買おうかな、と考えてます。
実家の母は、ブーツ型の足用湯たんぽを愛用。
そしてソファの上に電気毛布を置いていて、そこで寝てました。
なんか、それもすごくあったかそうだった。

先週から我が家に犬がやってきて(生後3カ月)、
抱っこしてゴロンと寝っころがったらあったかいだろうな~♪
なんて思い描いていたのですが、元気な暴れん坊でじっとしていないので、
添い寝したり、湯たんぽ代わりにするのは夢に終わりました。

犬のために電子レンジで温めるタイプの湯たんぽと電気ヒーターを買ったのですが、
両方とも、カバーがビリビリに破かれてしまいました。とほほ。
家をあけるときは暖房を切るので、犬の為にどうやって暖をとるのか。
人間のことよりも、犬のことが心配な今日この頃。
かわいらしい寝顔(鼾つき)のお陰で、私の心はポカポカです。


ウチの最重要事項は「暖かい家」
一番お安く家を暖かくする方法は、断熱と気密の強化!
家全体の断熱と気密が高まれば、外に逃げる熱も減り、
暖房費も安くなる。

ということで、断熱と気密のお勉強。
青森を中心に無暖房!住宅を建てる西方氏の著書。

最高の断熱・エコ住宅をつくる方法 最高の断熱・エコ住宅をつくる方法
大好評9刷を重ねた既刊「外断熱が危ない」の著者
によるCO2 25%削減時代の家づくりノウハウを紹介。
住宅断熱の第一人者がこれからの日本の住宅の
あるべき姿、そして具体的な技術的提案を図解説明。

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「最高の断熱・エコ住宅をつくる方法」の基本的な考え方
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・省エネルギーで耐久性があり、家中が暖かく動き回れる家は、環境と人への負担が少ない

・次世代省エネルギー基準クリアは当然(首都圏などⅣ地域はQ値2.7W/m2k)。これからは、暖房が殆ど不要なほど断熱性能を高めた家「パッシブハウス」を目指すべき

・断熱方法や断熱材はいろいろあるが、何でなければダメということはない。重視したい特性や価格によって選べばいい。重要なことは、それをきちんと施工できるか

・防湿・気密こそ徹底的にこだわる

・窓の断熱は、暑い地域は日射を遮ること優先に、寒い地域は冬の日射を取り入れることを優先に

・換気は、高断熱・高気密のレベルとあわせる

・高断熱住宅はFF式ストーブ一台でもOK。薪ストーブや、ローコストな床下暖房なども有力

 

ウチは次世代省エネ基準(宮城・山形などのIII地域)の
Q値2.4W/m2k以下を目指すことにした。
そして、断熱と気密の強化は、建築時なら数十万円から可能。
ここだけはお金をおしまない、と決めた(^ ^;)


 

うれしいことに今年の紅葉は10年に一度の当たり年だそうです。
昨年は近所のカエデもちゃんと紅葉しないうちに落葉してしまい
何だかぼんやりと秋が過ぎて行ってしまった気がしたけれど、
今年は「これぞ日本の秋!」という風景が見られます。
紅葉というのは昼夜の寒暖の差が激しいと濃く色付くのですが、
ここ最近の冷え込みにより急激に紅葉が進んだようです。

この情報を耳にして早速先週の日曜日に紅葉スポットを目指してドライブを
したのですが、どこに行っても紅葉を見に来た人々でいっぱい!
道路は渋滞するし昼食時のレストランはどこも満席だし、
物ごとが計画通りに進まなくて少々疲れてしまいました。
でもやはり紅葉は見事でした。

私はカエデがオレンジ色から紅に変化する途中の微妙な色合いが好きです。
何と言うか、オレンジとカシスのゼリーが混ざったようで
プルンとしてとにかくとっても美味しそう(^^);

私の住んでいる地域では紅葉シーズンはあともう少しで終わってしまいます。
今しか見られない日本の秋の深まりをもっと感じてみたいです。

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10年後に建替えるつもりで買った「傾いた古家」は、
あくまでも土地のおまけ、建物評価ゼロ(^ ^;)
でも、少し手を入れて12年間もお世話になった。

建替する家の概要を決めるために、古家への思いを整理。

よかったこと
・全体的に窓が多く、明るく、風が通る
・特に南面の窓は大きく、冬でも日中は暖かい
・軒が出ているので雨を気にせず、洗濯物を干せ窓を開けられる
・1Fは引戸を開けると、和室・リビング・DKが一体化して気持ちいい
・洗面所とキッチンが隣りあわせで、家事がしやすい

不満だったこと
・冬はトイレに行くのに勇気がいるほど、家中が寒い
・夏は細かく分かれている2F居室が暑い
・比較的涼しい1Fも窓を開けて寝るのは無用心で出来ない
・一番日当たりと風通しがよい場所に、殆ど使わない和室がある

毎年冬になると、あまりの寒さに
「藁葺き屋根の家ほど古くないけれど、
 もしかしたらそれよりも寒いかも・・・」と建替の話が出て、
暖かくなると、立ち消えになっていったことを思えば、
古家は「夏を旨にすべし」に則した家と言えるかもしれない(笑)

しかし、気温0度の真冬に暖房に要するエネルギーと、
気温30度の真夏に冷房に要するエネルギーを比べると、
圧倒的に暖房の方がエネルギーを要することは、
気温差から、明らかだ!

ということで、
ウチの最重要事項は「暖かい家」となった。


秋ってよりも、もう冬の気配が濃いこの頃ですね。

現在は、10月27日~11月9日の読書週間の真っ最中。
大きな本屋さんで好みの本を物色して、カフェで読書に没頭するのが、私の大好きな過ごし方です。昨日は、友人から借りた『空飛ぶタイヤ』(池井戸潤)を読み切って、大満足。直木賞をとった同じ作者の『下町ロケット』よりも、すっごく面白くて好きでした(『下町ロケット』もとても面白いです、念のため)。

その後、現在上映中の『最強のふたり』を鑑賞し(これもまた笑えて温かくてホロリとさせられる素敵な映画!)、文化の日(正確に言うと文化の日の翌日)らしい充実の1日でございました。

上の写真は、小説『ブラックアウト』。
ヨーロッパで起こった、大停電を引き起こしたテロのお話です。福島の事故もヒントになっていて、電気が完全に止まると都市ではどんなことが起こるのかが描かれており、そのリアリティーはかなり恐ろしいです。私は311の後、制限的な停電しか経験していないので、この話には自分の甘さを見せつけられたようで、衝撃的でした。

また、テロを引き起こす装置として「スマートメーター」という各家庭に置かれている端末?のようなものが登場します。この「スマートメーター」が、日本でも導入が検討されているとニュースで見ました。多機能な装置であるらしいのですが、なんだか怖いなーと思ってしまいます。

夫に「面白かったよ。読むべき!」と勧めたのですが、海外小説は苦手ということで、まったく相手にしてもらえませんでした。
ちなみに夫は最近、いかにもサラリーマン!って感じの、高杉良さんとか読んでました。(私は「おっさんくせーな(笑)」と思い、やはり食指が動きません)

ということで、夫婦では好みの本を勧めあったりすることが、最近とんとなくなりました。
そういえば、友達とも本の話なんて最近全然していません。
どんどん知らない作家の本を読んでいきたいので、最近面白かった本があったら、ぜひぜひ!教えてください。


「チルチンびと」
環境自然を考える生き方・住まい総合情報誌。
この雑誌のイメージは、
お日さまサンサン、薪ストーブが鎮座する、木の家。

この雑誌の中で、唯一手元に残っている号の特集は、
「ベジタブル・ガーデニング」

チルチンびと 2010年 11月号 [雑誌]
チルチンびと ベジタブル・ガーデニング

菜園をデザインする。
格式ばった「男性の庭」から
楽しみ暮らす「女性の庭」へ

集合住宅・戸建問わず、花や緑の鉢を慈しむ方がいる。
鉢で育てるためには、こまめな水遣りが必須。
ズボラでいくつもの鉢をだめにしたことがある私は、
鉢を保持できる方を無条件で尊敬している!

ウチの小さな庭は、水遣りさえしない中で生き残った
サバイバーな花木だけが幅をきかせていた(^ ^;)

そんな情けない私だが、「食べる庭」には興味津々。
食せるなら、がんばれるかもしれない。
花より団子と言うではないか!

建替に伴い、10年前に植えて立派になったヤマボウシは残すものの
もともとあった南側の塀の撤去はじめ、庭もやり直し。
この機に、「食べる庭」にしてみたい。
私の野望はフツフツとふくらんでいいく(笑)


もと環境省事務次官(環境省のトップ)小林光氏が、
両親との同居をきっかけに改築をして2000年春から住む住宅は、
太陽熱利用、太陽光発電、風力発電、徹底した気密と断熱、
自然素材の使用、雨水・風呂場排水を利用するシステム、
薪ストーブなど、まさに“フルコース”と呼べるエコ住宅。

自身の著書「エコハウス私論」には、
一般住宅でもありえる建築前~建築後の様々なトラブルはじめ、
費用明細と効果などデータとともに詳細が語られている。

エコハウス私論―建てて住む。サスティナブルに暮らす家 (ソトコト新書) エコハウス私論
地球と平和に同居することは人類のいわば定めである。
エコハウスこそ、そのための決め手だ。
それにチャレンジできる。わくわくする話じゃないだろうか。
エコハウスには、世の中を変える力がある。

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何がエコなのか?
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風力発電、薪ストーブなど派手な?手法は、彼の仕事柄の探究心の結果でもある。それよりも本の中では基礎体力として、4つの重要事項を語っている

1)基礎と構造:家が長持ちすること 
  基礎のコンクリート強度27N/mm2指定のところ、実際は39N/mm2
  通し柱12cm角、18cm角

2)断熱対策:家が熱を逃がさないこと
  次世代省エネルギー(平成11基準)のQ値(熱損失係数)は、
  東京ならば2.7W/m2Kのところ、東北なみの2.0W/m2K

3)気密対策:家にすきまがないこと
  次世代省エネルギー(平成11基準)のC値(隙間相当面積)は、
  東京ならば5cm2/m2以下のところ、実測値4.6cm2/m2

4)素材の選択:家が自然素材でできていること
  無垢の間伐材、予算の都合で諦めた塗り壁のかわりに壁は月桃紙
  

上記は、「未来の住宅」の重要点とも重なる。
興味のある設備や手法はたくさんあるけれど、
予算に限りがある以上、少なくてもこの4点は心しようと思った(^ ^;)
また、素人だからこそ、仕様スペックとして、
小林氏のように数字を大事にしようとも心にとめた。

そうそう、小林氏はエコハウスを「地球との同居」と語っているが、
老親と甥とも同居をして3世代+αの7人が住み、執筆当時は5人。
このような住む人をおおらかに受け入れる家や暮らし方が
エコなんじゃないだろうか?
小さい家でも老親や甥姪を受け入れられるフレキシブルな間取、
作り方も考えてみようと思ったのだった。