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昨年11月の誕生日、私は自分へのプレゼントにヨガマットを選びました。
迫りくる更年期に備えヨガを始めてから約半年、
週に一度スタジオに通い、家でも毎晩たっぷりヨガをしています。
飽きっぽい私がまじめに続けられるのはその効果が実感できるから。

まず一番嬉しい効果は風邪をひかなくなったこと。
年中すぐに風邪をひき、いつも咳と喉の痛みに苦しんでいた私が
この半年間一度も風邪をひくことなくすこぶる元気に過ごしています。
これはおそらくストレッチで血行がよくなったことと、
就寝前のヨガで程よく疲れることによって睡眠の質が上がり、
免疫力がアップしたからだと思われます。
とにかく以前に比べてよく眠れるんです。

次に、今までひどかった立ちくらみが激減したこと。
ヨガではいろんなポーズをする他に、
体の末端や普段あまり使わない筋肉をほぐしたりするのですが、
私の立ちくらみには第二の心臓と言われるふくらはぎや足先を
丁寧に揉みほぐすことが効果的なようです。

この他にも、柔軟性がアップして動きが楽になる、
左右のバランスが整う、姿勢がよくなるなど
私にはいま実感できるメリットがいっぱいです。

これからもヨガを継続していくのはもちろん、
今年は苦手なバランスポーズを極めて精神統一、からの、
ブレない精神づくりをすることを目標に
日々励んでいきたいと思っています。
旦那と息子からの冷やかな眼差しもめげずにがんばります!


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久しぶりに温泉旅館に泊まりました。
山里のひなびた温泉地にある小さな宿で、
大正ロマンを思わせる建物とお風呂、素朴で美味しい料理、
しかもリーズナブルとあって、
我が家がリピートする数少ない宿のひとつになっています。

近所にはこれといった観光地もなく、
することといったら宿のわきを流れる川沿いの散歩くらい。
なので散歩のあとは宿の部屋から窓越しの木々を眺め、
川のせせらぎを聞きながらボーっと過ごします。
そして温泉につかり、またひたすらボーっとします。
何もしないことの贅沢さを感じる時間…夢のよう…、
こんな気分が味わえる日本の文化に感謝です。

日本文化といえば、今年はTVで外国人が日本のよさについて
語るシーンを気味が悪いほど頻繁に見かけました。
海外の人が日本人や日本文化について褒めてくれるのは
決して悪い気はしないのですが、
そういった番組の多さにちょっと違和感を感じています。

ともあれ、温泉旅館はいいもんです。

翌日、帰り道の途中で神社に立ち寄り、
今年最後のおみくじで息子は久々の大吉を引き当てました。
そしてその夜には「ふたご座流星群」を寒さに震えながら観察し、
それはそれは見事な流れ星を見ることができました。
私は願い事をするのをすっかり忘れていたのですが、
息子は「お年玉がたくさんもらえますように」と呟いたようです。

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年間パスポートを購入して度々訪れている動物園があります。
名古屋市内の広大な森の中にある東山動植物園です。
先週末、紅葉が見頃を迎えた動物園は
凍える寒さにもかかわらず多くの人で賑わっていました。

世界三大珍獣のひとつコビトカバの背景は赤く染まり、
黒光りする体色とのコントラストがとてもきれいです。
とはいっても野生のコビトカバが暮らすアフリカの森林では
紅葉は見られないと思うのでこれはかなり不自然な画です。

考えてみると、この動物園には樹木や草花がとてもたくさんあるので
満開の桜越しにインドゾウ。
紫色のラベンダーに囲まれるキリン。
など、ある意味ちょっと奇妙な動物の姿を見られるのが
魅力なのかもしれません。
たぶん来園者の多くは季節によって変化するそんな風景を
楽しみにしている気がします。

そして、この動物園には植物園(というか森)があるのですが、
今回は息子と一緒に植物に関するクイズラリーをしながら
この植物園をほぼ半日かけて散策してきました。
10問あるクイズはかなり難問でしたがスマホ検索の力を借りつつ
見事パーフェクト賞を獲得し、花の種を頂いて帰路につきました。
足はパンパンになったけど実り多き秋の一日でした。

クイズラリーで印象に残った問題:
次の3つの中でキク科の植物はどれでしょう?

A だいこん
B レタス
C なす

答え:B レタス

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朝晩はぐっと冷え込むようになりました。
10月も半ばになると、夏が去りゆく寂しさはすっかり消え、
完全に「秋」を満喫したいモードになっています。

私の人生はもうとっくに後半戦を迎えているのですが、
季節に敏感でありたいという気持ちが年々強まり、
自然の変化を見つけに外に出て行くことが
どんどん増えているような気がします。
すでに残りの人生を惜しんでいるのか..。

以前は「どの季節が好き?」と訊かれたら
その時の気分で春とか秋とか答えていたけれど、
いまは迷いなく「どの季節もぜんぶ好き」と答えます。
私はとにかく日本の四季がとても好きです。

で、先日久しぶりに奈良に行きました。
いつでもどこでも観光客で賑わう京都に比べ、
奈良はのんびりしていてゆったりと時間が流れています。
適度な数の観光客にも心にゆとりが感じられて、
気分よく散歩ができました。

そんな中、お寺の脇にある楓はほんのりと色づき
秋本番を迎える準備をしているようでした。
この、まるですももキャンディのような色合いが
とても可愛らしい、というか美味しそう。

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もうひとつの秋、海辺で拾った松ぼっくり。
以前から「ぼっくり」って何だろう?と思っていたのですが、
正式には「松陰嚢(まつふぐり)」というらしく、
それが転じて「松ぼくり」→「松ぼっくり」となったようです。
すなわち、形が睾丸に似ているということ。
何だか松ぼっくりに抱く印象が変わってしまいそう(^^);

そう言えば、春に野に咲く「いぬのふぐり」を思い出しました。
小さくて可愛らしい青い花からは想像もできませんが、
こちらも実の形が犬のそれに似ていることが由来だそうです。
昔の人の想像力は豊かなのか、そうでもないのか、
よくわかりません..。

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秋は魅力的な食べ物がたくさん登場しますが、
中でも私は「栗」を使った和菓子に魅了されてしまいます。
それは栗きんとん。

私がいま住んでいる名古屋では9月に入ると、お隣の岐阜県で
栗きんとんの製造が始まったというニュースが必ずテレビで流れます。
人々はそれを見て岐阜県名産の栗の収穫が開始されたことを知り、
いち早く秋を感じるのです。

栗きんとんというと、静岡~東京暮らしが長かった私などは
サツマイモと栗の甘露煮で作られたおせち料理の一品を想像するのですが、
こちらでは収穫したての栗と砂糖のみで作った餡を茶巾絞りしただけの
とても素朴なお饅頭のことを指します。

素朴といっても厳選された栗のみを使い一つ一つ手造りなので
美味しいのはもちろんですが、とても高価。
小さな小さなひとつの栗きんとんが250円くらいします。
日持ちもせず、極めてフレッシュで儚いお菓子なのです。

飾り気がない素朴でシンプルな製法、
日本らしい和栗の繊細な味、
そしてホロホロとした何とも言えない食感が私は大好きです。
皆さんも機会があればぜひこの栗きんとんで
四季の移り変わりを感じてみてください。

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セミの鳴き声もめっきり小さくなり、
スーパーには水着などの夏グッズが叩き売り価格で並び始めました。
暑さはまだまだ厳しいけれど、お盆の頃を境に夏の終わりを感じ始めます。

お盆と言えば、我が家では初めてのお盆を迎えました。
今年の初めに家に仏壇がやってきたのですが、
なにせ私はいま住んでいる土地の風習もよく知らないし
仏壇のあしらいもわかりません。
そこで、とりあえず実家の仏壇を思い出して
動物に模したナスとキュウリを飾ることにしました。

しかし作り方もその意味もわからないので調べてみると、
このナスとキュウリは「精霊馬」と呼ばれ、
故人の霊魂がこの世とあの世を行き来するための
乗り物に見立てられているそうです。
キュウリは足の速い馬で「あの世から早く家に戻ってくるように」
ナスは歩みの遅い牛で「あの世に帰るのが少しでも遅くなるように」
との願いが込められているとのこと。
故人への思いがこんな形で表されているとはちょっと感動です..。

私も思いを込めて作ってみたのですが、
どうも間抜けな感じになってしまいました(^^);

静岡にある実家に帰省すると、仏壇には母が作ったナスの牛がありました。
さすが、私と違って完成度が高い!
葉っぱで作った可愛らしい耳と、
牛に水を飲ませる心配りに母の年季を感じます。

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今日は海の日でした。
海の日は「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」
という趣旨で制定された国民の祝日、とのこと。
こんな日は海水浴か水族館に行って海の恩恵を感じるべきですが、
今日のところは息子の強いリクエストで遊園地のプールに行ってきました。

このところ続いていた不安定な天気を吹き飛ばすような晴天のもと
プールは多くの人で賑わい、その光景はまさにザ・夏休みという感じ。
そんな中、私が最も印象的だったのが休憩時間のラジオ体操です。

1時間に1度やってくる休憩時間になると毎回、
皆さんがご存じのラジオ体操の音楽が館内放送でかかり、
遊園地のキャラクターの着ぐるみが指揮をとって突然体操が始まります。
(着ぐるみの中はさぞかし暑かろう..)
するとプールから上がった老若男女、ほぼ全員が何の迷いも無く一斉に
ラジオ体操をするのです。

もちろん私もあの音楽が流れると自然に体が動いてしまいます。
こんなに大勢の人たちの体に沁みついているラジオ体操って不思議だなぁ、
などと思いながら今日は計4回ラジオ体操をすることになりました。

思い起こせば学生時代はもちろん、私がいた職場では毎朝ラジオ体操で
一日の業務がスタートしたものです。
調べてみると、ラジオ体操は1928年に逓信省簡易保険局
(現かんぽ生命保険)が国民保健体操として制定しNHKのラジオ放送
によって普及したもので、現在も「1000万人ラジオ体操・みんなの体操祭」
をはじめ多くのイベントが催されているようです。
全国ラジオ体操連盟なる団体もありました。

そんなことを調べていると、友人から明朝近所の公園で行われる
ラジオ体操のお誘いメールが..。
がんばって早起きしよっか。
明日はラジオ体操の長い歴史に思いをはせながらじっくりと体操してきます。


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昨年の夏に卵から飼いはじめたメダカは現在20匹。
この春、初めての繁殖期を迎えました。
冬の間はまだ体が小さくて頼りなかったメダカたちも
気候が暖かくなるのと同時に餌をもりもり食べるようになり
だいぶ大きく立派になりました。

とは言え、まだまだ子どもサイズなので
繁殖行動などできるはずがないと思いこんでいたら、
5月半ば、いきなり水槽の中に一匹の稚魚を発見!
慌てて周りのメダカたちを見てみると、
数匹のメスのお腹には小さな卵がゆらゆらと付いています。
そして目を凝らして観察を続けると、
オスとメスがマニュアル通りにちゃんと繁殖行動している…。

子どもだとばっかり思っていたら、
いつの間にか大人になっていたんだ。
私は娘を想う父のような心境になってしまいました(^^;)

でも、その後メダカはじゃんじゃんと卵をうみ続け、
しんみりする間もなく稚魚の救出に追われる毎日。

メダカは産んだ卵や稚魚を食べてしまうので(!)
飼い主が積極的に繁殖をさせたい場合には
産まれた卵を水槽からこまめに取り出し、
別の場所で孵化させ育てなければなりません。
私の場合あまり増えすぎても困るので、水槽内で誕生した
稚魚を発見した時のみ救出して育てることにしています。

しかしながら救出した稚魚は3週間であっという間に30匹。
プリンのカップにサイズ別に分けています。1__

 

この稚魚たちが順調に育つと、また大きな水槽が必要です。
息子には「お母さんメダカ屋さんになれば?」
旦那には「庭に池でも掘るか?」と言われました。

繁殖行動は夏の終わりまで続くとのこと。
小さな命が消えて行くのは胸が痛むけれど、
そろそろ自然淘汰の道を選ぶべきかもしれません。

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もともと芝が張ってあるだけだった殺風景な庭。
これを何とかして樹木や草花で覆われた
緑豊かな庭にできないものかと試行錯誤すること約3年。
粘土質&石ころでカチコチの土に四苦八苦しながら
庭作りは少しずつ前進しています。

この春も新しい植物を増やそうと
時間があれば園芸店を覗いているのですが、
私が選ぶ植物はとにかく地味..。
家に帰って庭に植えみても、どうも華がない。
ご近所さんたちは鮮やかな花でキラキラしているけど
何だかうちだけは渋さが際立っている。

でもまぁこれはしょうがないか。
などと思いつつ、私の庭の一部を紹介させてください。

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ひときわ地味に咲くシコタンソウ。
いま一番お気に入りの小さな小さな山野草。

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アジュガとワイン色のクローバー。
奥は花が終わり葉だけになったハゴロモジャスミン。

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花芽が付き梅雨時の開花を待つアジサイ、アナベル。
これが咲けば少しは華やかな庭になるか?

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うちにある花の中で一番高値なクレマチス。
でもこれはあっという間に散ってしまう(涙)

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京都にあるカフェ「つばめ」の店先を真似して植えたツルハナナス。
これは生育旺盛で周りの植物を駆逐するらしいので注意が必要。

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おまけのイチゴ。
息子が小学校で貰ってきた苗が立派に育ってくれた。
バカにしていたが収穫したら美味しくてびっくり。

まだまだ私の庭づくりは続きます。
紫外線にも負けず、理想の庭を目指して前進あるのみです。

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長年使っていた携帯電話の調子が悪くなり、
遅ればせながら一ヶ月ほど前に私はスマホユーザーになりました。
以前は「ケータイはメールと通話ができれば十分!」
といきがっていたのですが、いざスマホを使ってみると、
そのめくるめく世界にすっかりハマってしまい、
気がつけばこの一ヶ月間かなりデジタルな日々を過ごしています。

そしてスマホを片時も離さない若者たちの気持ちが分かり始めたのと同時に、
その便利さや快適さを生む情報量の多さに激しい疲れと虚しさを感じ
無性に何かアナログなことをしたくなってしまったのです。

そこで、とりあえず東京で暮らす友人に手紙を書くことにしました。
十年前に私が東京を離れて以来、彼女とはいつもメールのやりとりだけで
手紙を書くなんて本当に久しぶり、というか初めてかもしれない。

彼女とは学生時代にアパートの隣人だったことがきっかけで知り合いました。
田舎から上京したばかりで部屋に引きこもりがちな私を
いつも気にかけてくれて、週末になると私を強引に外に連れ出しては
表参道や代官山といった私にはハードルの高い街を案内してくれました。
孤独でホームシックに苦しんでいた私は
そんな彼女の優しさに救われたものです。

便箋と封筒は和小物が好きな彼女に合わせて手ぬぐい柄のものを買いました。
手紙には、改まって感謝の言葉でも・・・
と思ったのですがやはり照れくさくて書けません (^_^);
結局、最近の体の不調のことや年々増える白髪のことなど
たわいのない健康ネタに終始。
考えてみれば友人への感謝なんてもっと年を重ねてからすることですね。
まっ、手書きということで少しでも気持ちが伝わってくれれば嬉しいです。
返事は、できればメールでなく手紙であることを期待して。

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