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寒いのは嫌だけど、立冬をすぎ11月も半ばだというのに
こう暖かいのも何だか調子が狂ってしまいます。

先月の終わり頃だったか朝晩だいぶ冷え込むようになったとき、
我が家では初めてコタツを購入しました。
実はこれ、旦那を説き伏せてようやく手に入れた念願のコタツ。

結婚以来、私はずっとコタツのある生活がしたかったのですが
旦那いわく「コタツは人間を堕落させる」…。
子供の頃の自分を思い出せばそれはわからなくもないけれど、
せっかく日本人として生まれた息子には
コタツでみかん、コタツで鍋、コタツで昼寝、
そんな冬の生活をどうしても経験させたかった。
そしてそんなことをあーでもないこーでもないと旦那に熱弁し、
ついに願いは叶ったのです。

でも買った途端、
私が住んでいる地方では毎日ポカポカ陽気が続き
愛すべきコタツの出番はなかなかやって来ません。
ぬくぬくのコタツから出られない堕落の日々が待ち遠しいです。

話は変わりますが、
この陽気で庭の緑も例年とは少し様子が違います。
私の庭にはつる植物が多いのですが、
いつもなら成長が止まりはじめる頃なのに
いまだぐんぐん伸び続けていて収拾がつかないほどに。
夏の猛暑ですっかり弱ってしまった植物たちは
ここぞとばかりエネルギッシュに成長しています。

で、庭を眺めているとまた侵入者に気づきました。
これは今の季節にふさわしく楓でしょうか。
もう少し大きくなったら移植してみよう。
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そして見知らぬ植物。
葉っぱが人参に似ているなぁ~なんて少し掘ってみると、
ん?本当に人参らしきものが見えるっ!
んんんん…ん??
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スポーツの秋です。世間ではラグビー日本代表の快進撃で盛り上がっていますが、私は先月行われたブラインドサッカーのパラリンピック予選が忘れられません。初めは全盲の選手がプレイすることにただただ驚愕しながら観ていたけれど、途中からはテレビの前で家族そろって一喜一憂、いちスポーツとして純粋に楽しませてもらいました。残念ながら惜しくも日本は予選突破が叶いませんでしたが、ブラインドサッカーの魅力を存分にアピールできた大会だったと思います。私もすっかり魅了されてしまいました。

で先日、ライフワークになっているFリーグ(フットサル)の観戦に行くと、デフフットサルのPRブースがありました…デフフットサル??恥ずかしながら私は知らなかったのですが、これは耳が不自由なろう者がプレイするフットサルです。日本ろう者サッカー協会
聞けば、来月に第4回デフフットサルワールドカップがタイ・バンコクで開催されるとのこと。息子はちゃっかり日の丸に応援コメントを書き、気持ちばかりの募金をしました。来月か、、、応援したいけれどテレビ中継などないんだろうな。インターネットで視聴できればいいのだけれど。

世の中には私のまだ知らない、素晴らしいスポーツがたくさん存在します。そのすべてを楽しもうなどと欲深いことはいいませんが、縁あって出会えたスポーツにはとことんのめり込んでみたい。運動不足の私は本来ならばジョギングでも始めるべきですが、とりあえず今年の秋は観戦三昧で行きたいと思います。


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シルバーウィーク2日目、京都駅近くの梅小路公園。
爽やかな秋空の下で開催された京都音楽博覧会に
行ってきました。
これは私が毎年楽しみにしている音楽フェスで、
規模は大きい方ではないけれど日本の音楽のほかにも
世界各地の普段あまり耳にする機会のない、
日本ではほとんど無名のミュージシャンの音楽を
生で聴くことができます。
特に英語圏以外の音楽は新鮮でまさに博覧会、
ジャンルも色々でいつもワクワクさせられます。

また、主催者の音楽愛や近隣住民への配慮、
出演者に感じる主催者への感謝や尊敬が
聴く側にダイレクトに伝わってきて
とても気持ちのよいフェスです。

そしてもうひとつ、このフェスの素晴らしい特長は
NPO法人が中心となって環境対策を徹底しているところです。
会場には全国から数多くの飲食店が出店するのですが
9年前の立ち上げ当時から全店でリサイクル食器を利用し、
数年前からはマイ食器やマイボトルの持ち込みを推奨しはじめ
今年は自宅から持参したタッパーを持ち歩いている人の姿を
多くみかけました。
ごみの分別やごみの持ち帰りにも観客たちはとても好意的です。
最近は大型フェスでも環境対策の活動を目にするようになりましたが、
ここまで徹底されているものは私の知る限りありません。

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そういえば昨年、イベント終了後にタクシーに乗ったところ、
現地の運転手から胸に残る一言があったことを思い出しました。
「京都音楽博覧会は終わった後にごみが一つも落ちてないらしいですね。
誰かがごみを落としても誰かがそのごみを拾う、って有名ですよ。」

観客のそういった心意気が周囲に伝わるのは
いち音楽ファンにとってすごく嬉しいものです。


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私が住んでいる地域の子どもたちには夏休みの恒例行事があります。
それは毎年7月の下旬に催される「修養会」といって、
近所にある誓願寺というお寺に2泊する合宿のようなもの。
今年で45回目、なかなか歴史のあるイベントです。

小学生なら誰でも参加できて息子は2回目の参加。
毎年50人ほどがお寺の本堂に泊まり
お経や座禅、ラジオ体操や夏休みの宿題に励み、
そしてキャンプファイヤーや わらぞうり作りなどを楽しみます。

この行事を手伝ってくれるのは近隣に住むボランティアの方々で、
夕食のカレーを作ってくれたり わらぞうり作りの指導をしてくれます。
そして何といってもこの修養会に欠かせないのは
以前小学生のときにこの行事に参加していた中学生たちで、
プログラムの作成や進行をはじめ子供たちの世話を細やかにこなします。
聞けば、エアコンもない熱帯夜の本堂で子どもたちが就寝する際、
みなが寝付くまで団扇で仰いでくれるそうです。
我が息子も中学生になったら彼らのように
子どもたちをお世話する立場でまた参加してほしいものです。

したたる汗も虫刺されもいやだけど、
大勢で火を囲み、
よく冷えたスイカを食べ、
お年寄りと一緒にわらぞうりを作る。
子どもたちにはこの上ない夏休みの思い出になることでしょう。
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子どもの頃はどの家にも糠床があって、友だちの家に遊びに行くと
キッチンの方からぷ~んと糠の独特な匂いがしたものです。
私もよく母の手伝いで毎晩キュウリやナスを漬け込み、
臭い臭いと文句を言いながら糠床をまぜたりしました。
あの頃の私のお気に入りはナスの漬物で、
細かく切ったナスに化学調味料を一振りして醤油をたらし、
さらにそれをお茶漬けにするのが大好きでした。

そんなあの頃の味が懐かしくなって、
久しぶりにぬか漬けにチャレンジすることにしました。
実は10年ほど前にトライしたのですが
毎日のお手入れが面倒で数か月で断念した経験があります。
だから今回は頑張りすぎないように思いっきり手抜きをして、
糠床は出来合いのものをスーパーで購入し、
お手入れも毎日しなくていいように冷蔵庫で保管することにしました。

早速漬けたキュウリとナスの出来はまあまあですが、
家族はうまいうまいと言って気持ちよくたいらげてくれました。
生野菜のサラダと比べ、乳酸菌や酵素、他にも様々な栄養素が
上乗せされるのでカラダにも良し。
何より自家製の漬物を食卓に並べると
主婦として何となく嬉しい気分になるものです。

日本の食文化を子どもに伝える大切さも感じつつ、
これから我が家の定番にしていきたいと思います。


新緑の季節、庭の植物は鮮やかに発色しています。
常緑樹のシマトネリコとユーカリはムクムクと背を伸ばし、
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その足元には2年目のブルーサルビア。IMG_0748

 

グランドカバーのヒメイワダレソウは
楽しげにポコポコと花を咲かせています。IMG_0750

 

このヒメイワダレソウ、
一見地味だけどズームするとかなり可愛い。IMG_0746

 

新入りのサルビアは“ファイヤーセンセーション”と、
とても暑く熱い名前が付けられている。IMG_0783

 

うちの庭で最も高価なクレマチス。
今後どうやってツルを誘引するかを模索中。IMG_0741

 

梅雨といえば何といってもアジサイ。
アナベルは年々株が太り、
ほったらかしなのに今年も素敵に大輪を咲かせてくれた。IMG_0753

 

そして母の日にもらったアジサイもまだまだ元気。
うっとうしい雨の日が一番美しく見えるから不思議だ。IMG_0738

 

でもこの鉢植えのアジサイをリビングに飾って約ひと月、
ナメクジの足跡(?)がそこらじゅうにあることがいま発覚!
どうやら鉢の中に潜んできたナメクジが
夜な夜な周辺を俳諧していたようだ…。
背中にじっとりと冷や汗をかきながら、
速攻リビングから庭へと鉢を移動させました。
皆さんもお気をつけあれ。


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スギ花粉の飛散が終わり、メディアから花粉症の話題が
消えた頃になると私のカモガヤ花粉アレルギーはやってきます。
カモガヤとはイネ科の植物で、道端でもよく見かける雑草です。
飛散時期は5月から7月と言われていますが、
今年は4月の半ばから症状が現れはじめました。

症状は、くしゃみ、鼻水、咳、目のかゆみなど
花粉症の典型的なものに加え、
私の場合は口や喉のかゆみが特につらいです。
今年は期待を込めて薬を飲んでみたけれどほとんど効果はなく撃沈。
期間限定ということで、暫くのあいだ我慢をしなくてはなりません。
様々な不快な症状もさることながら、
精神的に参ってしまうのは発症する時期の問題です。

まず、スギ花粉の季節が去り皆が一斉にマスクを外し、
世間が開放的なムードになった途端に私はマスクをして窓を閉めます。
ついこの間まではマスクをする人が大勢いて
「みんなで花粉に立ち向かうぞ!」という意気込みすら感じていたのに
今はほとんどいない…私は完全に浮いています。
洗濯物はもちろん外には干せず、冬の大物衣類も山積みのまま。
ポカポカの洗濯日和の中でカーッと干せたら
どんなに気持ちがいいだろう。

それから、毎年この時期になると肌の調子がとことん悪くなり
湿疹やかゆみでただでさえ気分が滅入ってしまうのに、
花粉の症状が加わって、もう最悪です。

でも、自然界では一年の中で最も生命力にあふれる季節。
ムズムズ&もんもんで引きこもっている場合ではありません!
庭の植物を増やしたいし、レジャーも楽しみたい。
酷暑がやってくる前にしなくてはならないことはたくさんあります。
完全防備で外へ出かけ、今を楽しみながら気を紛らわそう。
と、自分に言い聞かせています。


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4月18日はレコード・ストア・デイでした。
これは、レコード店とアーティストが協力し
「レコードショップに出向いてレコードを手にする面白さや
音楽の楽しさを共有しよう」というイベントで、
つまりは、ネット配信や大型ショップにおされて消えつつある
町の小さなレコード店を救うため、そのような店に足を運んで
レコードを買いましょう!という運動です。
数年前にアメリカで始まり、日本では今年で4回目。
毎年4月の第3土曜日に開催されていています。
RECORD STORE DAY

ここでいうレコードとはアナログレコードのことです。
私は知らなかったのですが、アメリカやイギリスには
CDショップはほとんどなく、通常レコード店といえば
アナログレコードを扱っている店を指すようです。
日本のCDショップは世界的に見ればとても珍しい存在とのこと。

いずれにせよ、上京したての若き日に足しげく
アナログレコード店巡りをしていた私としては
この運動には喜んで参加させてもらいます。
悩める高校生時代、よく話を聞いてくれた地元のレコード店の
店長の顔が浮かぶけど、もちろんその店も今はもうありません。
小さなレコード店は音楽ファンとっては大切なこだわりの場所です。
ネット配信がエコであることは分かっていても、
音楽はアナログ盤、もしくはCD(笑)、これだけは譲れない。
形あるものを手で感じるために、
レコード店には頑張ってほしいのです。

アナログ盤といえば、
私が生まれて初めて手に入れたレコードは7歳の頃に母にねだって
買ってもらったルネ・シマールの「ミドリ色の屋根」です。
日本の音楽番組やCMにも出演していた
10歳のカナダ人の男の子でおかっぱ頭、片言の日本語で切々と歌う姿に
同世代の私は完全にノックアウトでした。
ママへのへの愛を叫ぶ健気な歌詞と美しいメロディーは感動的で、
涙しながら何度もリピートしたのを思い出します。

で、今日何十年ぶりかにその曲を聴いてみました。
不覚にも…涙が出てしまいました(汗)。
琴線に触れる旋律っていくつになっても変わらないようです。


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空気が少しモワンとしてきたと思ったら、
我が家の小さな庭がざわざわと動き始めていました。
寒さでシックな紫色に変化していたツルハナナスの枝先からは
鮮やかな緑色の葉をつけた枝がもうすでに数センチ伸びています。

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葉がすべて落ちてどう見てもただの枯草にしか見えなかった
クレマチスにも立派な芽が育ち、
これからツルを伸ばしてやろうというパワーがみなぎっています。

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フェンスに旺盛に絡みついているハゴロモジャスミンには
今にも咲きそうな赤い蕾がぎっしり。
開花したときのあの香りを想像するとワクワ‪してしまいます。

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去年の夏の猛暑で枯れてしまい
開花をあきらめていた一株のクリスマスローズ。
でもほかのクリスマスローズたちよりも半月遅れで
可憐な花を咲かせてくれました。
小さくてか弱いけれど、美しく愛おしい表情です。

生命力がぐんぐんと溢れ出す植物に触発されたのか、
私は日課にしているヨガに加えて筋トレを始めました。
そして驚くことにたった数日で
学生時代のメニューをこなせるようになったんです。
自分でも一体何を目指しているのかわからないのですが、
「体は衰えているんじゃない、使わなくなっただけなんだ」
などと言い聞かせながら毎晩汗を流しています。

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昨年の秋ごろのことでしょうか。
庭のすみっこに見知らぬ植物が10芽ほど顔をだしました。
芝刈りのついでに引っこ抜こうとも思ったのですが
芽の姿がとても凛々しかったのでそのままにしておいたら
その後ぐんぐんと成長して今や背丈30㎝程の立派な見た目。
植物に詳しくない私にはこれが何なのかさっぱりわからないけれど
雑草でないことだけは確かです。
全体的に固くて丈夫、椿に似た葉はつやつやと光っています。

道路に面した場所なので「何を植えたの?」と
よくご近所さんに聞かれるのですが、もちろん答えようがありません。
あたりを見回しても同じような植物はどこにもなく、
この場所にだけピンポイントに密集しているので
種が風にのってやってきたとは考えにくく、
一体どこからやってきたのか。

家族は「真上にある電線から鳥が落としたのでは?」というけれど、
電線は何十メートルにも渡ってあるのでなぜここにだけ?という感じ。
でもまあ、これが一番正解に近いのかな。
ほかの可能性としては、近所の子供たちがこの辺で果物でも食べた。
あと、電柱の脇ということもあるので犬の糞から発芽、もありだ。

気になったので種子散布について調べてみるとその方法は
<動物散布・風散布・水流散布・自動散布・振動散布…>
などたくさんの専門用語が並んでいたが、
このうち最も可能性の高い動物散布も
<動物付着散布・動物被食散布・貯食型散布…>
のようにちゃんと細かく分類されていた。
貯食型散布はアリやネズミが餌として蓄えておいた種が
発芽することらしいがこれもなくはない、かも。

ともあれこの先どのような成長を遂げるのか、
この謎の侵入者をこのまま見守ってみよう。
どんな花が咲くのか、どんな実をつけるのか、ちょっと楽しみ。