Archives for category: 四季

tubame

 

多くの鳥たちが子育てに励む季節です。
蛾の幼虫をくわえてせっせと飛び回るツバメやスズメの姿を
街なかでもよく見かけるようになりました。
毎年ツバメがガレージにやってくる近所の友人宅では
恒例の糞対策作業を終え、子育て観察が始まったようです。

ツバメは古くから民家など人の気配のあるところに巣を作り、
穀物は荒らさずに害虫を食べてくれるので稲作農家にとっては
とてもありがたい鳥として歓迎されてきました。
害鳥が増加した現在では、
人とうまく共存できている数少ない鳥かもしれませんね。

一方、すっかり害鳥となってしまったカラスも子育ての真っ最中です。
今の時期は卵が孵化して警戒心が強くなり、
巣のそばを人間が通るだけで攻撃をしてくることもあります。
私は今まで攻撃されたことはありませんが、
東京に住む友人はこの季節になると通勤途中にカラスに威嚇され、
近くで鳴かれたり、ひどい時には頭を蹴られたこともあるそうです。
時々テレビのニュースでもそんな姿を放映してますよね。

カラスは威嚇する際、
「カッカッカッ」と早く鳴きながら頭上を飛び回ったり
「ガーッガーッガーッ」と濁った声で鳴きながら
とまっている電線や木の枝をつつく行動をするそうです。
もしも近くでカラスが鳴いたらその場を静かに立ち去り、
危険だと感じた場所には暫く近づかないのが一番です。

カラスも子どもを守ろうと必死なので責める気にはなりません。
幼鳥が巣立つのは6月から7月です。
それまで少しだけ注意しながら温かく見守ってあげたいものです。

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kure

 

この春はいつもより気候が不安定な気がします。
暑くなったり寒くなったりで衣替えもままなりません。
でも春本番!この季節になるとガーデニング熱が高まります。

昨年は芝生だけの殺風景な庭をどうにかしようと
あれこれ考えているうちに月日が経ち、結局手つかずのまま。
そこで大胆な庭づくり計画はさておき
とりあえず寂しい玄関周りのフェンスをつる性植物で彩ることにしました。

ガーデニング雑誌を読みあさり選んだのがクレマチス。
私が幼少の頃はクレマチスと言えば薄紫の大輪の花しかなかった
気がするのですが今はものすごい数の園芸品種があるようで、
それらの中から強くて管理が簡単そうな
モンタナという系統の品種を買うことにしました。

近所の大型園芸店に行ってみると店内は大勢の人で賑わっています。
みんな両手に鮮やかな花の咲いた鉢を持ってとても嬉しそう。
で、目的のクレマチスはもうすぐ旬を迎えることもあって
一番いい場所にかなりの面積を占めて並んでいます。
色んな種類の魅力的な鉢がたくさんあって目移りしまくりだったのですが、
数あるモンタナ系の中から私が選んだのはプリムローズスターという品種。

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他と比べてかなり地味な感じだけれど、
地味な性格の私に合ってるかな・・・と決断。
そう言えば昨年末に買ったクリスマスローズもえらく地味だったなぁ~。

ともあれこれで楽しみがひとつ増えました。
今年の夏を元気に乗り越え、来年の今頃には花で溢れる玄関になるよう
せっせとお世話していきたいと思います。

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うめ

 

毎年この季節になると疑問に思うことがあります。
それはいま近所で咲き始めた花が梅なのか桃なのか、ということ。
明らかに梅とわかる白梅はまだしも色がピンク色だったりすると
区別する決めてもなくいつも「何だろね~」で終わってしまいます。

テレビで「梅の花が見頃を迎えて」なんてコメントをよく耳にするけれど
桃の節句が3月3日ってことは桃が咲いていてもいい季節だし・・。
この際だから桜も含めてちょっと調べてみました。

梅・桃・桜とも様々な品種があるので一概には言えませんが、
だいたいポイントは3つ。
花びらの形と花柄(かへい、枝と花の間の茎のようなもの)の長さ、
それと樹木全体の花付きイメージです。

◆梅◆ 花びらが丸く、花柄がないので枝にくっついている、
全体の花付きはまばらなイメージ
紅梅

 

◆桃◆ 花びらの先が尖っている、花柄は短い、
花付きがぎっしりで華やかなイメージ
桃

 

◆桜◆ 花びらの先が割れている、花柄が長く枝にぶら下がっている感じ
sakura

 

開花は梅が一足早く2月から4月で、桃と桜が3月下旬から4月でほぼ同じ。
という訳でいま咲いているのはほとんどが梅のようです。
それから「桃の節句」に桃が咲いていないのは、
もともと旧暦の3月3日(現在では4月頃)にお祝いしていたからでした。
本来は桃の咲く季節にひな祭りをしていたんですね。

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hankachi

春ほどその季節の到来に心が弾む季節はないのではないでしょうか。
黒とか茶色とか紺とか、くらーい色の服ばかり着こんでいる冬から一転
植物の息吹に合わせて、街中にも色が溢れだします。

3月はまだまだ寒いので冬物をベースにしつつ、
でも春カラーをちょびっと使っていくのが心躍りますよね。

先日ショッピングモールを眺めてましたら、
色とりどりのハンカチが壁にずらーっと結んでディスプレイされているお店に
目がとまりました。
布モノに目がない私は吟味を開始。
あれもこれもいいなーと何度も売り場を行ったり来たりして、
2枚のハンカチを選びました。

テンションが上がった私は、そのまま化粧品フロアへ。
ふらふらとうろついて、今度は春の新色ネイルと、口紅を購入。
ネイルと口紅!
こんな女子っぽい買い物をするのは、何年ぶりのことか…!
ハンカチに触発されてうかれてしまったようです。

せっかく買ったネイルですから、手を綺麗に保つように
冬の乾燥でがさがさの指先にせっせとクリームを塗っています。
早くネイルにぴったりの装いでお出かけしたいものです。

寒さに弱く、散歩に出ると震えている我が家の犬も
早くぽかぽか陽気がやって来て欲しいワンと言っております。
そうだ! 犬の春の洋服も買おうかな♪
楽しみいっぱいの春です。


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今日2月18日は二十四節気でいうところの「雨水」。
寒さも峠を越えて雪も雨に変わるという節目らしいのですが、
今日は雪こそ降らなかったものの凍えるほど冷たい雨でした。
まだまだ春は遠いなあ。

この冬、私が住んでいる名古屋では大雪はなく、
昨年の暮れに3cmほどの僅かな積雪があっただけでした。
それでも雪に多分の憧れをもっている私は庭の雪をかき集めて
小さな小さな雪だるまを作りました。

目は公園に落ちていたBB弾、
眉と鼻は海苔を切って、
口はみかんの皮、
手はつま楊枝、
そして帽子はペットボトルのキャップです。

本当はドカ雪の中で大きな雪だるまを作り
バケツを頭にドーンと乗っけたいものですが、まぁ良しとします。

で、雪だるまの起源について調べてみたのですが
どうもはっきりしませんでした。
日本では江戸後期の絵画(歌川広景『江戸名所道戯尽』)
に雪だるまらしき雪像が描かれているのですが、
これはまさに雪でできた達磨人形といった感じです。

この頃には「雪だるま」という名称が定着していたとしても、
現在のような丸二つになったのはやはり西洋の影響なんでしょうか。
ともあれ、ネットで色々な雪だるまの画像を見ていると
それだけで微笑ましくて気持ちが和んでしまいます。
私がすぐに雪だるまを作りたくなる理由はそこにあることに気付きました。
無垢で少し間抜けな表情にささやかな癒しを貰っているんです。

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うれしいことに今年の紅葉は10年に一度の当たり年だそうです。
昨年は近所のカエデもちゃんと紅葉しないうちに落葉してしまい
何だかぼんやりと秋が過ぎて行ってしまった気がしたけれど、
今年は「これぞ日本の秋!」という風景が見られます。
紅葉というのは昼夜の寒暖の差が激しいと濃く色付くのですが、
ここ最近の冷え込みにより急激に紅葉が進んだようです。

この情報を耳にして早速先週の日曜日に紅葉スポットを目指してドライブを
したのですが、どこに行っても紅葉を見に来た人々でいっぱい!
道路は渋滞するし昼食時のレストランはどこも満席だし、
物ごとが計画通りに進まなくて少々疲れてしまいました。
でもやはり紅葉は見事でした。

私はカエデがオレンジ色から紅に変化する途中の微妙な色合いが好きです。
何と言うか、オレンジとカシスのゼリーが混ざったようで
プルンとしてとにかくとっても美味しそう(^^);

私の住んでいる地域では紅葉シーズンはあともう少しで終わってしまいます。
今しか見られない日本の秋の深まりをもっと感じてみたいです。

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ついこの間まで汗をぬぐいながら残暑に耐えていたかと思ったら、
ここ数日はグッと朝晩冷え込むようになり、いきなり秋モード突入。
この急激な気温変化に私の体は対応できずやや風邪気味です。

さて、私がほぼ毎日行く公園のイチョウにはいま銀杏が実っています。
毎日少しずつぽとぽとと落ち、それをすぐに散歩中の人たちが拾っていきます。
銀杏の熟した実(外皮)はとても臭いのですが、
ここの銀杏はそうやってどんどん拾われていくので臭いを放つ間もありません。

イチョウには雄の木と雌の木があって、銀杏の実がなるのは雌の木だけ。
近くにある雄の木から飛んでくる花粉によって受粉し実がなります。
この公園のイチョウの雄と雌はかなり離れた場所にあるのですが、
調べてみると1Kmくらい離れていても実を結べるそうです。

先日、私も公園に手袋を持参して友人たちと一緒に銀杏拾いに興じました。
オレンジ色の外皮にはかぶれの原因になる酸が含まれているので手袋は必須です。
で実際に拾ってみると、やはり臭い!
そして臭いに耐えながら外皮を取り、きれいに水洗いをし、天日に干し、
乾いたら殻を包丁の背で叩いてむき、茹でながら薄皮を取り、
塩をふって食しました・・・なかなか長い道のりです。
他にも茶封筒に入れてレンジでチンするとか、殻つきのまま炒るとか、
色々な調理方法があるようですが今回は王道で試してみました。

 

美味しかったのでついバクバク食べてしまったのですが、
食べすぎは要注意であることを後で知ってひやりとしました。
銀杏の食べすぎはまれにビタミンB6欠乏になり
痙攣をともなう中毒を引き起こすことがあるらしいのです。
あまり欲張らず、茶碗蒸しにちょこっと入れるなどして
上品に秋の味覚を楽しんだほうがよさそうです。

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この夏は「大気が不安定です、突然の雨や落雷にご注意ください」
という天気予報をテレビでよく耳にしました。
実際に私も幾度となく干した洗濯物を雨で濡らしてしまったし、
楽しんでいたプールを雷で中断することになったりと
今年の夏は突然の雨&落雷に翻弄されているような気がします。
まるで熱帯雨林のスコールのよう。。。

上の画像は先週末の昼頃に雨の車中から撮ったものですが、
左側を見ればこのような暗い空、でも右側はピーカンの晴天でした。
最近の空は変化が激しく、何とも不思議です。

空の変化といえば、、、
つい先日うろこ雲らしきものを見ました。
でもまだまだ猛暑が続いているし秋の象徴であるうろこ雲であるわけないか、
なんて思っていたのですが今朝フジテレビ「とくダネ」の天気予報を見ていたら
「空は夏から秋へと移る時期がやってきました」とコメントしていました。
地上の気温が高くても今は上空の空気がぐっと冷たくなる時期で、
空は夏の入道雲から秋のうろこ雲に変化しているらしいのです。

毎年、夏から秋になる期間は少し切ない気分になるのですが、
今年は空を眺めて季節の変化を楽しんでみようと思います。

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これから本格的な夏がやってきます。
今回は夏の風物詩のひとつ、ホタルについて少し調べてみました。

NPOホタルの会によると世界にはおよそ2,000種が生息し、
日本では46種が確認されているそうです。
ホタルといえばゲンジボタルとヘイケボタルしかいないと思っていたので
これには驚きました。

生態は種によって様々なようですが、ゲンジボタルやヘイケボタルは
一生の大半(約9ヶ月間)を水中で暮らしたのちに陸に上がって成虫になり、
求愛行動を経て産卵に至ります。
発光しながら飛ぶのは求愛行動ですが、飛んでいるのは雄だけで
雌は葉の上でコールサインを送ります。
選択権は雌にあり、ゴールインできる雄は全体の1割程度とのこと。
そして雄も雌も成虫になってからは3日から6日ほどで死んでしまうそうです。

日本人はホタルが舞う風景を見ると穏やかな情緒を感じるものですが、
当のホタルたちは残された僅かな寿命の中で
必死に生存競争しているんですね。
これからは少し見方が変わるかも・・です。

発光しながら飛翔する姿を見られる時期「ホタル前線」は
4月中旬に沖縄から始まり、
約4ヶ月をかけて8月下旬に北海道に達するそうです。
ちなみに関東ではゲンジボタルが6月上旬~7月上旬、
ヘイケボタルは6月中旬~8月上旬。
なのでこれからはヘイケボタルの季節ですね。

観察会などのイベントは探してみると結構あるので
みなさんもぜひ参加してみてはいかがでしょう。
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まさに梅雨のいま輝きを放っている花、紫陽花。
しとしとと降る雨のなか新緑を背景に鮮やかに咲く姿には
春の桜と同様これぞ日本!という風情を感じませんか?

雨が続いてつい憂鬱になりがちなこの季節ですが、
しっとりとした大人の女性のごとく咲いている紫陽花を見ると
私は「日本人でよかったなぁ~」としみじみ思ってしまいます。

ご存知の方も多いと思いますが、
紫陽花は日本が原産で、花びらに見える部分は実は萼(がく)。
そして色は様々な要因で変化するようですが
大まかに言うと土が酸性だと青色に、
アルカリ性だと赤色に変化するそうです。

現在の日本には海外から逆輸入された西洋紫陽花をはじめ
多くの品種が存在するので色も形も様々なタイプを目にしますが、
本来日本の土壌は酸性なので、日本古来の紫陽花は青色だったようです。

今回いくつかの図鑑サイトを覗いてみたのですが、
紫陽花には本当にたくさんの品種があり
どれも美しくて目からウロコでした。
皆さんの周りにはどんな紫陽花が咲いていますか?

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