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私は数年前からイネ科植物のひとつ「カモガヤ」にアレルギーがあります。このカモガヤは全国いたる所に生息し、春先から夏の終わりまで長期間にわたって花粉を飛ばします。毎年多くの人たちがスギ花粉から解放されてメディアからも花粉情報が消える頃になると、私は痒みや鼻水に悩まされはじめます。

今年は6月の終わり頃から症状が悪化し、鼻水が喉の方に落ちてとても不快なので耳鼻科に行ったところ、慢性のアレルギー症状から軽い副鼻腔炎になっていると言われてしまいました。幸い処方された薬がよく効いたのか副鼻腔炎の症状はすぐに改善したのですが、アレルギー性鼻炎の症状は続いているのでもう暫くのあいだ薬を飲み続けなくてはなりません。鼻水は厄介だけれど、大量の薬を長期間服用するのも結構なストレスです…。

そして先日、他にも何かアレルゲンがあるか知りたくて耳鼻科で血液検査をしてみました。血液検査では調べる項目が多ければ多いほど料金が膨らんでいくので、アレルゲンの中で怪しそうな項目を医師に7つ選んでもらいました。念のためカモガヤとイネ科植物を2種、松、カビ、ダニ、ハウスダストで、料金は2800円です。

結果は、見事にイネ科3種が陽性。ということは、私は恐らく多くのイネ科植物に反応してしまう体質ってことらしいです。ムギやイネ、アシ、ススキ、他にもいろいろあるなぁ~(汗)。今まではカモガヤだけを避けていたけれど、イネ科全般となるとそこら中に生息しているのでもう避けようがない。そして問題は、イネ科アレルギーのある人は小麦を摂取することにより症状が悪化することがあるということ。特に5月から9月のシーズン中は食べることを控えめにした方が賢明らしい。私はいつも朝はパン、うどんも大好き。でも健康のためだ、少し我慢しよう。

アレルギー症状を緩和させるためには、もちろん花粉を吸いこまないことが一番。耳鼻科で手渡されたパンフレットには、「どうしても外出するときには必ず帽子とマスクとメガネを着用、洗濯物は室内干し・・・」などと書いてあるけど、この蒸し暑い季節には酷な話です。でも今日、マスクをせずに自転車で走り回ったら鼻水の量がぐっと増えてしまいました。明日からはうだるような暑さの中でもマスクをすることにします。あー、ほんと、やんなっちゃうな(涙)。


 

梅雨入りしてからほとんど雨は降らず、今日の名古屋は34℃を記録して夏本番の暑さ。なのに室内の湿度は真冬と同様でいまだに加湿器も稼働したままです。いつものジメジメがなくて人間にとっては快適かもしれないけれど、雨が大好きな植物にとっては過酷な状況になっています。

上の画像にある、庭の最も日の当たらない場所にあるアジサイ「アナベル」は元気に育っていますが、静岡の実家近くで改良された品種「ダンスパーティー」は半日蔭にあり、日が当たる時間帯には少々ぐったり。

 

そして日向に植えてしまったアジサイは
梅雨らしい天気を迎える前に既に枯れ始めてしまいました。

 

本来ならばしとしとと降る雨の中で鮮やかに咲き、
その姿を眺めながら和の季節感を味わえるのに・・・残念。

昨年の今頃はナメクジによる食害に悩まされていた植物がたくさんあったのに今のところはほとんど被害はなく、その代わりに乾燥を好むハダニがはびこっています。だからナメクジが好きな植物は元気でハダニが好きな植物は元気がない。昨年とは庭の様子がだいぶ違うようです。

そんな中、ガンガンの西日にも負けず元気に咲いているのが
手をかけて冬越しに成功した真夏の花、ニチニチソウ。

 

で、こちらは室内で育てているヤエヤマヒルギ。
ハイドロカルチャーで栽培し始めて約3週間、
ようやく芽吹いてきました。

 

このヤエヤマヒルギは春に訪れた西表島のマングローブ林を形成する植物。本来なら持ち帰るのは禁止されているのですが、宿泊したホテルの私有地にあるマングローブ林なのでOK!ということで室内で育てることを条件に種を頂きました。マングローブ林では長さ15センチほどの種はぬかるんだ土にグサッとささり、そこに根を張って大きなヒルギに育ちます。室内では一体どのような姿になっていくのか謎だらけですが、枯らさないように大事に育てていこうと思います。


 

端午の節句はとうに過ぎてしまいましたが、
我が家ではいまだに「つるし飾り」の五月人形が飾りっぱなし。
そろそろ片付けようと思い、その前に写真を撮りました。
ひな祭りに飾る「つるし雛」は有名だけど、
五月人形版を飾る家も最近は増えているようです。

このつるし飾りは姉が息子のために昨年手作りしてくれたものです。
それだけでも嬉しいのに、使用している生地は
ここ数年のうちに亡くなってしまった義父母の遺品である着物の端切れ。
古びた着物をどう処分するか悩んでいたところ
喜んでつるし飾りにリメイクしてくれたのです。

つるし雛の由来について調べると、
その始まりは江戸時代の伊豆・稲取温泉だそうです。
当時、雛人形は高価で一般庶民には手の届かないものでした。
そんな雛人形の代わりに、母親や親戚、近所の人たちが
着物の端切れなどで小さな人形をつくり、
持ち寄って飾るようになったようです。
人形ひとつひとつには子どもの幸せを願う
周囲の人たちの気持ちがいっぱい詰まっているんですね。

姉いわく、鯉に乗るのは私たち家族3人とのこと。
それを聞いてめちゃくちゃ感動してしまいました。
このつるし飾りを孫に引き継げたら嬉しいな。


 

4月18日は「よい歯の日」です。80歳になっても20本以上の歯を保ちましょう、という「8020運動」推進の一環として11月8日の「いい歯の日」とともに1993年に日本歯科医師会によって定められました。子供の頃から歯の治療で幾度となく苦しんできた私にとって歯の健康は切実なテーマです。

先日、息子の通う小学校で催された歯科医による講演会に参加しました。その中で特に印象に残った題目が「食後はすぐに歯磨きをするべきか否か」です。これは事前のアンケートで私がした質問だったのですが、数年前に観たテレビ番組で「食後すぐに歯を磨くと歯の表面が削れてしまうので30分以上経過してから歯を磨くようにしましょう」と報じていて、その後もいくつかのメディアで同じ内容を見聞きしました。昔から「食べたらすぐに磨きなさい!」というのが当たり前だったのでそれを覆すようなこの内容は衝撃で、これは本当なのかずっと気になっていたんです。

結論から言うと、以前から言われている通り食後はすぐに磨くのが正しいそうです。その理由は日本小児歯科学会のサイトに詳しく載っています。
⇒食後の歯みがきについて
その歯科医によると、この一件が報じられたことにより歯科の現場では混乱が生じていてとても迷惑しているとのことでした。

ネットの情報は真偽のほどを十分に注意しながら見る癖がついているけれどテレビはつい鵜呑みにしてしまいがちです。特に膨大な健康ネタには振り回されてしまうことが多いので気を付けねばいけませんね。

ともあれ、今日はよい歯の日。おばあさんになっても自分の歯で楽しく食事ができるように虫歯と歯周病の予防には真剣に取り組んでいきたいと思います。


 

冬の間は日当たりの悪かった我が家に
さんさんと日が差し込むようになりました。
照明のいらない朝のリビングはとても気分がよいです。

庭の春咲き植物はようやく芽が動きだしたところですが、
一か月ほど前から咲き始めたクリスマスローズは満開を迎えています。
庭に植えてから3年くらいが経ち、花数がだいぶ増えてきました。

このクリスマスローズ、当初は4品種だけだったけれど
もともと交配種だったせいか
前年とは花の形や模様が変化することがあります。
そして同じ株にも微妙に模様が異なる花が咲いたりします。
なのでほんの一例でもこんなに多様な見た目。

 

クリスマスローズは種ができると養分を取られて株が弱ってしまうので
今までは子房(雌しべ)が膨らんだらすぐに取り除いていました。
でも株がかなり充実してきたので今年は少し種を育てることにしました。

自家受粉でもいいのですが、せっかくなので交配に挑戦です。
たいした知識もないのでとにかく気に入った花どうし、
面白い見た目になりそうな花どうしで受粉してみました。
受粉したら情報を記したお茶バッグを被せておきます。

 

無事に種ができても、その種をまいて花が咲くのは3年後。
交配の結果がどんなものになるのか想像しながら気長に育ててみます。


 

春一番が吹きましたね。コートはまだ手放せないけど気分はほとんど春、という中途半端な季節がまたやってきました。 いつもこの時期になると冬の引きこもりモードから解放され、とにかく体を動かしたい気分になります。

で、数日前から初挑戦しているのがリフティング。過去にいろいろなスポーツを広く浅く経験し、お遊びで公園サッカーもする私ですがこれは一度もトライしたことがありません。リフティングならリビングで好きな時に練習できるし少しは運動不足の解消につながります。

今の時代は本当に便利なことに、YouTubeで調べればリフティング達人による上達方法の膨大なデータが検索できます。その中から好みの師匠を選び、その指導に従って日々特訓すればきっとできるはず。アラフィフにもなると、今までに経験のない動きを強いられたとき、まるで脳みそに喝を入れられたような感覚になります。でもまたそれがとても心地いいんですよね。

しかしながらリフティングは思っていた以上に手ごわい。いやぁ~(汗)、必死で練習すれば2~3日でものになるだろう、と甘く見ていたのは間違いでした。ボールを蹴り上げる感覚をつかむことすらできない..。以前、フットサルに励む息子に「リフティングの練習が足りない!」と厳しい言葉をかけたことに若干の後悔を感じます。

このチャレンジに旦那はいつものように冷ややかな眼差しですが10歳の息子は温かく応援してくれています。というか、努力の末に今ではリフティングが得意になった息子は、母親よりも自分が優位に立てるのが嬉しいのかすっかりコーチ気取り。目の前で得意気に腕前を見せる姿に時々イラっとしつつも、私のとりあえずの目標は10回!ゆくゆくはエンドレスを目指して精進します。


 

年明け、ひょんなことから急きょ小田原でスポーツ観戦をすることになり、ついでに家族で鎌倉へ足を延ばし初詣に行ってきました。学生時代に神奈川県の藤沢市に住んでいたので特に江ノ電は懐かしく、30年前と変わらない景色にあーこれこれ!と一人で盛り上がってしまいました。

若い頃は鎌倉や湘南のミョーにこじゃれた感じが苦手だったけど、お寺や神社巡りをしながらの散歩や広い海を眺めるのは気持ちがいいです。近くに住んでいたんだから敬遠せずにもっとこの地を楽しめばよかった..。

鎌倉では大仏を見てから長谷寺に向かいました。この寺の植物は本当によく手入れをされていてすべてが美しかった。中でも目を引いたのは「三椏(みつまた)」という落葉性の低木で、今の時期は葉がなく三月ごろに咲く花(実際にはガク)のつぼみがまるで鈴のようにたくさんぶら下がってとっても可愛い。三椏の名は枝の先が鳥の足のように三又に分かれていることに由来し、その樹皮は昔から和紙の原料として重宝されているようです。もし入手できたらぜひ育ててみたい!

そして鎌倉でのメインイベントは鶴岡八幡宮での初詣。といっても主たる目的は参拝後の「おみくじ引き」で、家族3人それそれが気合を入れて今年の運勢を占うくじを引きました。で、いっせーの!の掛け声で見せ合うと、なんと全員が凶。

鶴岡八幡宮は凶が多いという噂は本当だったんだ。でも3人ともが凶とは運がなさすぎる。私のおみくじには「現状に満足して慎ましく生きなさい」的なことが書いてあったけど、これは今まで通りでいいってことか。ま、大凶じゃなくてよかった。

鶴岡八幡宮では凶や大凶を引いてしまった人のために「掴み矢」というものを設置していて、まずおみくじを「凶みくじ納め箱」に入れてから3本のうちの中央にある矢を握ると凶運を強運に変えることができるらしい。もちろん私たちもその矢を握ってきました。強運の持ち主になったことを信じて今年一年がんばります。

 


 

毎年、田舎から次から次へと届くみかん。
茶畑の脇で完全無農薬で育ったみかんは
スーパーではちょっとお目にかかれない、
見た目は不細工だけど
美味しさがギュッと詰まった野趣あふれる味です。
そのままで食べても贅沢にジュースにして飲んでも
最高に美味しいのですが、
今回はちょっと目先を変えてゼリーにしてみました。

日頃お世話になっているレシピサイトなどを
参考にしながら試行錯誤を繰り返し、
4回目くらいでようやく理想の味にたどり着きました。

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  濾した果汁 300cc(みかん約6個分)
  水     200cc
  砂糖    大さじ2
  はちみつ  大さじ1弱
  粉寒天   小さじ1

  ※果汁は粗目の濾し器やザルで濾す
  ※はちみつは味が濃厚なものなら控えめに
  ※出来上がりは小さな容器6個分くらい

  果汁以外の材料を鍋に入れて沸騰したら弱火で2分。
  粗熱が取れたら果汁と合わせて器にわけて冷やす、だけ。
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ゼラチンでも試したけれど、私はプルンという仕上がりよりも
スプーンがすっと入り喉越しがいい寒天の方が好みです。
果汁の割合はみかんの味によって増やしてもよいですが、
100%に近ければ美味しいという訳ではないようです。

ゼリー好きの私にはコーヒーゼリーやミルクかんなど
市販のものよりも格段に美味しいマイレシピがあります。
大切なのは材料の分量や作り方だけでなく、
冷やし固める器にも最良の形があるように思えます。

このみかんゼリーは薄手で平たい器に
なみなみと注いで固めるのが一番美味しい。
たかがゼリー、されどゼリー、
シンプルなメニューほど奥が深いのかもしれません。

ちなみに、果汁を濾したときに余った果肉は
グラスに入れてはちみつを少し混ぜ、
そこに赤ワインをたっぷり注いで頂きます(^o^)

夕食のあとはコタツでひんやりみかんゼリー。
我が家の冬の定番になりそうです。
よろしかったらぜひお試しを。


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名古屋市では毎年1月に家族をテーマにした啓発イベントが開催されます。大規模なホールでステージや作品展示、工作体験やアトラクションなどが提供され、親子がたっぷり楽しんで家族の大切さを再認識しよう、という主旨のイベントです。ま、そういうものに興味のない私は今まで足を運んだことがなかったのですが、PTA絡みで息子が通う小学校が担当するブースを手伝うことになってしまいました。ブースのテーマは、子どもを対象にした「鳴海絞り体験」。

鳴海絞りとは藍色を主とした絞り染めで、江戸時代から今に伝わる国の伝統工芸です。その昔は、私が住んでいる東海道の鳴海宿近辺でとても盛んな産業だったようですが、徐々に衰退し規模はかなり縮小しました。しかしながら今でも地元の大切な伝統工芸品として健在です。

この鳴海絞りを体験できるブースでは、子どもたちが簡単な伝統柄のハンカチを作成します。無地のハンカチの数か所を紐で絞り、藍色に染め、縛った紐を解くと染まらなかった白色の部分が柄になるのです。私の担当は染めの作業を指導すること。そこで先日、近所にある鳴海絞りの染物工房に出向いて染めの基本を教わり、イベント当日に着るスタッフTシャツなるものを染めてきました。

Tシャツの胴の部分3か所を麻紐できつくグルグル巻きにして、濃い藍色で染め、2か所を解いて薄い藍色で染め、残った紐を解いて完成。とても簡単な作業ですが、出来は参加者それぞれ千差万別で面白い。仕上がってみないとどんな柄になるのか分からないところも魅力です。

自分の家の近所にこんな伝統文化があることに感謝しつつ、
イベントが成功に終わるようにこれからも準備を進めていきます。


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先日、友人に誘われて小学校PTA主催の講習会に行ってきました。
テーマは「子どものために質の良い睡眠を~足裏快眠法」、
講師は日本快眠協会の理事を務めるスリープケアマスター。

要点をざっくりとまとめると…

近頃は家庭環境や塾やインターネットなどの利用により夜型生活の子どもが増えていて、多くの子どもたちが慢性的な睡眠不足になっている。睡眠不足は成長の遅れ、集中力の低下、学力低下、イライラ、肥満など様々な弊害を引き起こす恐れがあるので、生活の乱れを整えて適正な睡眠時間と質を確保するように努めましょう。

睡眠の役割は脳と体の疲れを取ること。
睡眠の質を高めるために最も大切なのは、眠り始めてすぐに訪れるノンレム睡眠(最も深い眠り)を得ること。そのためには、ベットに横になりすぐに眠りにつく、つまり寝つきがいいことが重要。

寝つきが良くなる‌ポイントは3つ

  1.眠りやすい体(温める、緩める)
  2.眠りやすい心(ストレスから開放して緩める)
  3.眠りやすい環境(寝具、アロマ、音など)

そして「温める&緩める」を実践する一つの方法が足裏マッサージ。
足裏を刺激することによって心身ともにリラックス効果も得られる。

  1.まずは足の指でグーチョキパーを繰り返す
    →足裏やアーチに筋力をつけてバランスを整える

  2.スーパーボールなどを使って親指の腹と指の付け根をグリグリ
   床に置いたボールを踏みながら縦横にグリグリ
    →足裏の張りや緊張をほぐす

※片足5分ずつ、就寝1~2時間前にするのが目安

これらはもちろん大人にも有効。
その他にも情報量たっぷりでなかなか有意義な内容でした。

実は私、趣味は睡眠と言えるほど寝ることが大好きで
(不眠が続いた時の辛さは耐え難い..)、
快眠のために毎晩のストレッチや長めの入浴、
アロマをはじめとする環境づくりも普段から手を抜きません。
息子にも快眠を促すためベットで入念なフットマッサージをします。
これに足裏快眠法をプラスすれば母子共々睡眠は完璧だ!